ビエンチャン・ウドンの旅 2日目
8時過ぎくらいにとりあえず起き上がり、洗面所へ。
ハマさんのベッドはきっちりとカーテンが閉まっていてまだ寝ているようで。
一体我々はどこを走っているのだろうか。
することがないので、本を読む。で、気がついたら9時過ぎているし。なんかでかい駅についていてまた走りだす。駅名を見そびれた。
ぼちぼちハマさんも起きてきて。というか、車掌がそろそろベッド片付けたいんだけどって来て起きた感じ。
そこから、窓の外を見ながら馬鹿話を。線路の周辺は田んぼと林ばっかりでさ。こんなところに住んでたら絶対青カンするよね、とかそんな話。なにもないんだもの。知人のY君が田舎はすることがないから若者らは中学生くらいの女の子を口説いてやっちゃうんですよなんて言って、田舎行きましょうとか誘ってきたけど、たしかにそんな感じだわな。まあ、十年も前に言ってたことだけど。
「もうすぐノンカイかね」
とハマさん。
「まだウドンにすらついてないですよ。結構早く起きて見てましたけど」
なんて会話。
で、その1分後についた駅がノンカイだった。適当なことを言ってた。
ノンカイ駅からはタイの国境へは2通りの行き方があって、ノンカイ駅から列車でビエンチャン市内の駅まで行く方法とトゥクトゥクで国境まで行く方法。写真の奥に紫色の列車が見えるんだがわかるかな? これで行くこともできる。
今回はタイの国境の写真も撮りたかったので乗合のトゥクトゥクで行く。ひとり30バーツ。って、俺、乗るところないし……。というわけで、運転手の隣に。
タイ国内なのにビエンチャンの標識。聞いたところではタイの車もラオスの車も、車のパスポートを取ればそのまま入っていけるみたい。タイ国内もこの辺にはラオスナンバープレートで左ハンドルの車も結構見かける。
出国は問題なく。
ここからラオスのイミグレはメコン川に架かる友好橋を越えるんだが、乗合バスが走っている。というか、基本徒歩では渡れないみたいね。ひとり15バーツ。
実は7年くらい前に来たことがあって、そのときは列車はなかった。今回来たらノンカイに列車があるし、その列車も友好橋を走るみたいだしって、路面電車みたいに橋の上に線路作ってた。さっき駅で見たやつに追い越される。
その間、車両は通行止め。日本みたいに一緒に走ってもよかろうに。
ラオスイミグレも問題なく。日本パスポートは15日間の滞在はノービザでOK。この時点で11時くらいだったんだが、この時間だと入国税も取られないのかしら。ラオス観光庁のホームページでは9,000だか90,000キップ取られるって書いてあったけど。
入国後乗合バンで俺とハマさんのふたりで市内に。ひとり100バーツでOKと。だいたい貸切で300バーツ、乗合でもひとり200バーツ取られるので、ハマさんの交渉の勝ち。
とりあえず市内についてまず食事。サンドイッチが食べたいとちょっと洒落たカフェに。
これがね、まずかった! パンがひどかった。
今回の泊まりはサムセンタイ・ホテル。ホテルと言ってもゲストハウスに毛が生えたようなもので、1泊130,000キップだった。
あ、今回のレートはだいたい10,000キップで38バーツ。簡単に40バーツ計算。
セーブ・マネーのためハマさんと相部屋に。いびきが酷かったら明日部屋を替えると言われつつ。
午後は人と会うため別行動に。
泊まった場所は噴水広場の近くで、このエリアはバンコクで言うカオサン通りみたいなところ。カフェや雑貨屋、レストラン、ゲストハウスが立ち並ぶ。
このエリアにタイの通信会社のトゥルーがインターネットカフェを出している。ここで人と待ち合わせをして、いろいろと取材をした。
夕方戻り、ハマさんの知人を紹介してもらう。せまく亭という店のご主人Iさん。
Iさんはもう10年くらいビエンチャンにいらっしゃるという。Iさんのアイデアで作ったこれが今晩の夕飯に。
カリフォルニアロールならぬビエンチャンロール! 結構いける。
ラオスはタイと比べて10円くらい物価が高い。ほとんどタイからの輸入品だからね。ただ、ラオスのビール、ビアラオだけは安い。いい店で飲んでも大瓶で40バーツくらいだから、ホント、ビール党にいい国。
そんなIさんに連れていってもらい、ラオスの飲み屋に。
1軒目はこんな女の子が。
結構色が白い。
場所がまたすごくて、道路に面したただの食堂みたいなところ。ノリがみんな良くておもしろかった。
2軒目はもっとディープな場所へ。写真はない、というか撮れる状況でなかった。とんでもない女の子が来てさ。ドSもいいところの女の子だった。一切笑わないし、ほとんど喋らず気に入らないことがあると舌打ちとかするからね。すごすぎておもしろかった。
3人でかなり飲んだがそれでも450バーツくらい。安いわ。
帰りに自警団のような男たちに出くわしてしまい。こいつらライフル持って歩いているからね。ちょっと怖かった。