バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

久々にプラクルアンを借りた

 プラクルアンとはタイ人が首から提げているお守りのことだ。大昔はプラピムという布がお守りだったが。現王朝のころから粘土や石で作られるようになり、プラクルアンと呼ばれるようになった。

 最近は金属とかでも作るので、ややありがたみがないというか。歴史的価値があるものは数千万円クラスで、量産型は数十バーツ程度で手に入る。

 そんなプラクルアンは寺院で借りるのが一番いいのだが、タマサート大学の横のタープラチャン船着き場にお守り市場があって、そこでも手に入れることができる。

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ラクルアンの店。

 今回、ニコ生「モノガタリ」の木村さんがタイに来たので、お守り市場とサイアム博物館を一緒に観てきた。お守り市場は何度も行っているけれど、サイアム博物館は行ったことがなかったので、ちょうどよく。

 それで、たまたま立ち寄った店が、前回丸山ゴンザレスさんがイベントで配りたいというので、プラクルアンを借りたところと同じだった。ちなみに、プラクルアンは日本のお守りと同じで、買う・売るではなく、借りる・貸すと言う。

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ガルーダのお守りに惹かれて。

 この店では20バーツくらいからあるんだけれども、100バーツの棚になんか惹かれて。ガルーダのプラクルアンと、クマントーン(タイの座敷童子)がよくて。特に後者はほとんど見かけないので、ほしいと思った。木村さんも気に入ったようで、木村さんがそっちにして、オレはガルーダを借りた。上の画像のガルーダとは違うけれども。

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ブレスレットのお守りもあった。

 この店のあとにこういったブレスレット型のお守りもあった。指輪とか、棒とかいろいろあるし、腕につけるものも確かにあったけれど、この形状は初めて見た。500バーツとちょっと高いけれど、妙にいい感じだったな。次はこれにしようかな。

 かつてプラクルアンをしていたけれども、最近はずっとしてなかった。そもそもプラクルアンをしてたのは信心とかではなくて、単にタイ好きが高じて、タイ人の真似をしてって感じで。久々にプラクルアンをしてみようかと。

 それでふと思い出したんだけれども、かつてつき合った日本人の彼女がクソ頭の悪い女だったなと。親が金持ちなのか、金銭感覚も違うし、部屋も汚いし。そんなヤツと一緒にタイ語学校に通ってたんだけれども、結局別れた。その後、ソイツは学校にいたカトリックの宣教師と身体の関係を持ち、カトリックに改宗してた。

 別れてからも飯食う仲ではあったので、好きだから改宗するのは違うのでは? と言ったら、アンタは仏教徒だけど、ワタシは無宗教だからと返ってきた。今の日本人は敬虔な仏教徒ってそういないし、オレだってプラクルアンをしていただけで、宗教的なところなんてなかったし。っていうか、その子もプラクルアン借りてしてたし。

 日本人の小娘に性欲で負けて童貞捨てちゃう宣教師についていく方がおかしいし、単純に言って、生まれたときからその宗教に属していることと、あとから入ることはまったく意味が違う。この人、こんなにバカだったんだなって思った瞬間だった。

 最終的に本当に改宗してカトリックになったけれど、最初は食事前に祈ってたのを見たけど、その後祈っているの見なかったな。その後向こうが結婚したんで会ってないけど、旦那もちょっと頭が悪そうなので、お似合いだなって思った。

 プラクルアンを首から提げたら、そんなしょうもない思い出がよみがえってきた。