バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

アユタヤに行ってきた

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ワット・パナンチューンの大仏。

 働くより神頼みで生き抜くことにしたので、先週、アユタヤに行ってきた。主に金運に関係した寺院に。タイ人は一般的には来世のために徳を積んで、寺に参拝するのだけれども、先日書いたワット・サマンのピンクのガネーシャも含め、現世利益の寺院もある。

 2箇所行ったんだけれども、まあとにかくどっちも人が多い。日曜日だからというのもあるけれど、本当にタイ人は寺院が好きだね。実際、地方の地獄寺なんかはエンターテインメント性が高くて、休日に遊びに行くところみたいな雰囲気もある。

 今回行った寺院は「ワット・ターガーローン」と「ワット・パナンチューン・ウォーラウィハーン」というところだった。後者のワット・パナンチューンはエンタメ性は全然なくて、あくまでもタイ人のための寺院という感じだった。大仏があって、この大きさはなかなかないかなというほどで、雰囲気もよかった。

 ワット・パナンチューンは本堂の裏に中国寺院もあった。そちらには布袋様のような象と千手観音があった。たぶん、その廟が金運に関係するのかなと思う。ワット・サマンもそうだけど、この観音菩薩――タイではグワン・インと呼ぶんだけども、この像がある中国寺があると金運に関係する寺と言われるのかしらね。このあたりは今後勉強していきたいね。

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ワット・ターガーローンのガネーシャ

 ワット・ターガーローンにはワット・サマン同様にプラ・ピッカネートがいた。つまりガネーシャのことね。それから、ちょっと奥には布袋様と観音菩薩の祠があったので、やっぱり金運関係はこのあたりの仏像が関係するのかな。

 こっちの寺院はとにかく仏像が多く、その分、功徳ポイントがたくさんあった。残念ながらここまで多いと、なんか金儲けに走っているのではないかと思ってしまう。実際、最近のタイの寺院はひどくなってきた。以前は功徳の強要なんてなかったけれど、ここのところ僧侶がオレとか外国人と見るや金を置いていけと。しかも、20バーツとか置こうとすると「もっとだ」って言うんだよ。どうかしているよ、最近のタイの寺院は。

 このターガーローンはそういうポイントも多いんだけれども、強要はなかったし、働いている人もみんな笑顔でいい感じではあったけれど。アムに訊いたら、ワット・パナンチューンの方が落ち着いていていいと言っていたわ。

 ターガーローンはカラスが鳴く船着き場という意味で、実際にカラスの像があったり。あと、謎なのがこれね。

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ワット・ターガーローンのカウボーイ像。

 なんでカウボーイとインディアン? で、こんな顔のタイ人のおっさん、いるしな。ほかにも寺院にも仏教にも関係なさそうなオブジェが結構あった。どういうセンスでこうなっているのか。こういう謎のエンタメに入っているから、金儲けになっているのではないかと思ってしまうわけで。

 さらに、この寺院には水上市場も併設されている。筏が浮かんでいて、その周囲に小舟がいて、食事などを売っている感じ。観光地化されているけど、そんなに高くないし、タイ人向けでいい感じだった。タイの飲食店は固定客がないところって恐ろしくまずい。観光地なんて特にそうだけど、ここはわりかしよかった。

 あと、その筏からエサを投げると巨大なメコンオオナマズとかが食べに来るんだけども、その数が尋常じゃなかった。どんだけいるんだってくらい。これはちょっとおもしかったけどね。ちなみにその川はチャオプラヤ河で。バンコクとは雰囲気が違うけれど、あんだけデカいナマズがいるんだなと。