バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

七味唐辛子は素晴らしい

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七味唐辛子。

 七味唐辛子はしちみ・とうがらし、と読むわけだけど、少なくともタイのS&B社の場合は、日本語表記は「唐からし」で濁っていない。でも、裏の英語表記は「TOGARASHI」で「が」らしになっている。

 で、だ。その裏のアルファベットは「NANAMI TOGARASHI」になっている。ずっとしちみだと思っていたのに、という混乱がいつもこれを見かけるたびに思う。でも、これ、S&Bがわざとやっているらしく。というのは、同社製品に一味もあるので、「いちみ」と「しちみ」あるいは「ICHIMI」と「SHICHIMI」から出荷上で混乱が起こらないしているからなんだって。だから、しちみが正解でいい。

 オレなんかは七味唐辛子があればバリバリ使う。なにせ、白飯にふりかけのようにかけるんだから。大戸屋とかほかの定食店で食べるときはご飯に七味をかけて食べる。そうすると、トウガラシで胃が活性化するほか、七味の風味があって、香りもよくなるから。

 でも、和食店ならともかく、いや和食店でもたまにあるんだけれど、七味が完全に酸化しているというのかな、古くなっていることが多々ある。七味が湿気を吸っているのか、赤が少しどす黒くなっている感じで、風味もへったくれもない。なんなら辛味も少なくなっている。

 大戸屋のようにちゃんと器に入れている七味だとそんなことはない。上記のような既製品の瓶のままで供する店の方にそういうケースが見られる。まあ、バンコクはそれほどでもないかな。特に日本人経営店は、よほど怪しい店でない限りは問題ない。地方とかは使う人が少ない、そもそも和食店がすごい人気ってわけじゃないので、その場合はどうしても古くなってしまって、風味が落ちる。

 自分では買ったことはないけど、浅草とかの祭とか浅草寺の常設屋台とかでたまに七味唐辛子の出店があるね。ああいうの、タイに来ないかな。

 ただ、七味はケシの実が入っているから、国によっては持ち込めないのかね。酩酊する成分はないと思うけど、どうなんだろうか。出店がタイに来るのは難しいだろうから、次に日本に行ったときに買ってみようかな。

 まあ、でもこうやって思って探すとみつからなかったりするんだけどな。あったような気がしても、本当に気がしてただけだったり。

 とにかく、ホント七味をご飯にふりかけみたいにかけるのはおすすめ。もちろん真っ赤に大量にかけるのではなく、ほんのぱらりというくらいでいい。辛さより風味が勝つくらいの量がちょうどいいのよ。