バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ソンクラーンもないのかな

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伊勢丹前のソンクラーン・イベント。

 ニュースでタイの観光が再開されたとか。でも、よくよく報道を読むと、富裕層向けの特別観光ビザによる受け入れ再開で、最初の便は中国人が来たみたい。なんで元凶の連中が最初に戻ってくるんだって話。でも、まあ金を落とすのもそういう国なんだよあ。日本人はもうそういう点ではタイに期待されていないだろうし。

 とはいえ、中国人の観光なんて、タイの観光業界に本当にどれくらい影響を与えているのか。イメージでは、タイに来ても中国の旅行代理店とかガイドとか、飲食店も中国人経営とかそんなんばっかって感じ。日本人も日本人の店にしか行かないけど、中国人が落としていく外貨がそんなに高いとは思えない。

 しかし、まだこの段階ってことは、しばらくは観光客は戻ってこないだろうな。2021年後半に戻ってくる的なことを以前観光相か誰かが言ったけども、これも現実味を帯びてきたな。

 2020年はソンクランも中止になって、来年もそうなるのかな。タイ人だけで水かけしても、たぶん盛り上がらないんじゃないかな。パタヤなんか夜の店が復活したっていっても、誰もいないからね。ああいう感じで、ソンクランも大しておもしろくないのかもしれない。地方都市はそもそも外国人が少ないからなんら変わらないかもしれないけど。

 どう考えると、仮に来年のソンクランがそのまま行われたとして、バンコクから地方出身者が田舎に帰ったらどうなるんだろうか。バンコクなんかはソンクランとか年末年始は地方出身者が田舎に帰省するだけで市内の渋滞が完全解消されるのに、外国人もいないバンコクはどんだけ静かになるんだろう。

 こうなると、ゴーゴーバーとか外国人向けの店はソンクラーンは閉店するだろうし、そのあとに復活しない店がさらに出てくるんだろうな。夜の街も静かになったソンクラン。昼間も人もいないだろうし。すごいことになりそうだ。それはそれで見てみたいけど。

 しかも今現在はまた別の問題も起こっているし。ソンクラーンは逆に地方から若者たちがバンコクになだれ込んできたりして。これまでのデモ活動で大ごとになっていたのはだいたい4月とか5月だからな。その可能性もある。

 で、もう終わったと思っていたバンコク在住の面倒な日本人たちもまた最近ある人物を相手に騒いでいるしな。まあ、不要な発言をされたようなので、擁護のしようがないけれども、だからってタイ語でいちいちタイ人に知らせるってのもどうかと。

 ホント、ベトナムとかの、こっちから会いに行かないと日本人に会わないって街、いいなあと思う。