アメリカ人のセンスがときにどうなのと思う
巨大魚が釣れる釣り堀ブンサムラン・フィッシングパークは今は郊外に移転している。より広大になったようで。魚は一度釣られるとしばらくは警戒して餌に食いつかなくなる。でも、ブンサムランは大量の客がいつでもたくさん釣れるようになっていた。単純な部分でいえば、それだけたくさんの魚が水面下にいたわけで。だから、もっとよく釣れるようにするには広大なところに引っ越す必要があったわけだ。
巨大魚を釣ったら、やっぱりやりたいのは4126でしょう。まだ上の子が小さかったころに、バンコク在住のmixiオフ会で釣りに行った。まあ、オフ会って言ってもみんな知っている人ばかりなんだけども。
そこで、巨大ナマズを釣り上げたので、みんなで4126をしたわけだ。でも、これは想像していたのと違う。臭いんだ、魚自体が。それにナマズの表面のヌルヌルがシャツにつく。見た目に派手なことは、実際にやってみると話が違うってのはよくあるな。
昔はテレビコマーシャルなどでフライドチキンをぎゅっと握って噛み千切るみたいなシーンがあって、おいしそうだからやってみたい、みたいな。でも、実際にやると油で手がべとべとになって気持ち悪い。
だから、たぶんギャートルズのマンモスの巨大な輪切りの肉も端から虫みたいに食っていくのも、体中に肉汁がついて最悪の事態になる。骨についた肉の塊もかぶりつくとあとが大変だろうな。
そう考えると、オープンカーもさ、夏場なんか爽快に感じるようなイメージがあるけど、いいことなんかないと思う。実際、バイクに乗っていると風は冷たくても日差しは痛いからな。雨も降るだろうし、鳥の糞も落ちてくるかも。
オープンカーといえばやっぱりアメリカだろうけど、アメリカ映画もそういう感じのシーンが多いよな。あれだけ治安悪いのに、森のロッジでひとり暮らしとかさ、快適さはないだろうよ。怖いだけだって。あと、リアルな点でいうと、外を裸足で歩くし、ベッドに靴のまま上がるでしょう。衛生観念、どうなっているんだ?
映画でいうと、食べもののシーンもひどいよな。食事のシーンで食べているように見せかけるだけで、絶対に口に運ばない俳優いるからな。キアヌ・リーブスとリチャード・ギアね。ステーキとか野菜とか、皿の上で切ったり刺したり。それをフォークから外して、また切ったり刺したりするんだよ、あいつら。愛と青春の旅立ちで自殺した友人の父親との会食シーンと、キアヌ・リーブスが悪霊払いみたいな役をやる映画のバーのシーンだったか、スタンド形式の飲食店のシーンでそれをやっていたはず。
あと、トム・ハンクスのアポロ13では、最後の大気圏突入の直前に、ジム・ラベル邸にみんなが集まるシーンの冒頭部分。女性陣が台所で食事を作るシーンで、ひとりがサラダの入ったボールを落としてしまう。そのときに半分くらいしかぶちまけていないんだけど、落ちた半分をまたボールに戻すんだよ。いや、洗えよ、と。
ああいう食事のシーンだけはなんとかきれいに映してほしいな。