バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

パチンコってなんなんだろうな

 あくまでもオレの考えであって、好きな人を否定するわけではないんだけど。でも、パチンコってなにが楽しいのかなって思う。

 以前、っていってももう20年も前の話だけど、パチンコ店でバイトしたことがある。タイに行く資金を稼ぐのに、時給が高いかなと思って。でも、なんていうか、とてつもなくつまらない職場だったな。なにがおもしろいのかわからない。

 客も、毎朝並んで待っているのがいて、顔ぶれがほとんど同じ。もう惰性で来ているのかなんなのか。オレは早番しかやったことないけど、朝入ってきて、オレが帰るときもまだやっているし。延々同じ画面を見ていて楽しいのかね。

 まあ、なによりわからなかったのは社員だけどな。そのパチンコ店は関東圏に何軒もあるような、ちょっと大きめな企業だった。とはいえ、大学出てパチンコ店就職って。もっとほかになかったのかな。正直理解しがたかったので、何人かになんで? って聞いたことがある。まあ、パチンコとかスロットが好きってのが前提にあって、企業としても伸びているからここに来たって言ってた。聞いてもまだ理解できない。

 スロットってのもまたよくわからないなあ。目押しっていうんだったかな。なんかくるくる回っているのが動体視力で見えるみたいで。じゃあ、勝てるじゃんって思うけど、単純にそういうわけでもないみたいね。

 で、客の中には目押しができない人もいるわけだ。それはわかる。けど、当たりが来たときに(当たりがどういうのか当時も今も全然わからないけど)、店員に頼んで目押ししてもらう人がいるんだよね。なにしに来てるのと思うわ、それはそれで。

 なんか、やっぱり不正もあるみたいで、オレがいたときもスロットの機械をどこかボタンをいじると不正ができるエラーがあったみたいで、注意喚起が来たり。あと、社員しか見れないけど、刑事と手錠かけられた犯人(いわゆるゴト師で逮捕された人)が来て、不正テクニックを実演するってのもあったな。

 結局そこまでしないと儲からないってことなんかな。タイに移住する前に車工場で働いていたとき、同い年のバイト君がスロットで何十万も当てたって。朝イチから閉店までずっと当たりっぱなしだったって言ってた。本当かね。でも、当たって翌日、オレに話してくれて、その翌日、消えた。働くの、バカらしくなったのかな。でも、なぜか一緒に話を聞いてたおっさんも消えた。あれも意味不明。

 昨日ロトの記事を書いたからちょっとパチンコのことを思い出して今回の記事に。実家近くにいつの間にかパチンコ店ができてた。地元友人がたまに来るらしいけど、よく知っているな、こんなところにあるなんて。

 パチンコは結局ずっと座っていないといけないでしょ。なんか、その間にもっと有意義なこと、できると思うんだよな。パチンコとかスロットを否定しないけど、休日のすべてをここに費やすってどうなのかな。ギャンブルも悪いと思わないよ。たとえば、ロトとか宝くじは買う手間暇だけで、あとは時間を使わないじゃない。それならいいけど、パチンコとかは金はともかく、時間を吸い上げられるからなあ。理解できないんだ、オレは。