バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

3:26 傷害事件発生

 暴行事件発生の模様。反対車線の方であったらしく。
 急行した場所はMRTA*1のタイカルチャーセンター駅の4番出口前。すでにラマ9レスキューのバイク部隊が到着し、手当てをしている。
被害者は2人。ひとりは顔面が晴れあがるほど殴られた様子。もうひとりは背中を横一直線にナイフか何かで切りつけられた。幸いにもかすり傷程度のものすごく浅い傷で済んだけれど。
ソイ6か8*2のどちらかでやられて、反対車線へと逃げ、そこにいたタクシーの運ちゃんやそこのビルのヤーム*3が通報したということ。相手は7~8人とのことだが、タクシーの運ちゃんらは実際に殴られたところを目撃していない。
被害者はどうやら未成年、もしくは学生らしく社会保険など持っていない*4ため、病院へ行くことを拒否する。
しかしこちら側としては病院行きを当然ながら勧めるわけで。向こうが拒否した場合、俺らには法的に強制する権利がない。超極端に言うと放置しても犯罪ではない。しかし根本的に報徳堂の活動は救済なので、けが人に対しては病院に行く重要度を話さなければならない。殴られた彼は脳に異常が起こっていることもありうるし、ナイフで切られた彼はばい菌が傷口に入っていることもあるし。
基本的に金のない人や社会保険を持っていない人は戦勝記念塔のラーチャウィティー病院へ搬送する。国立の病院であり、治療費が激安である。どのチームもここへ連れてくるので、すごい日は本当にけが人など急患がびっしりで、看護婦がもう次に連れてきたら受け入れないって怒るくらい多い。今日はそんなに多くなかったな。

*1:地下鉄

*2:このふたつのソイはコの字型で、それぞれの出口が6と8

*3:守衛という意味のタイ語

*4:タイの社会保険は強制加入で診察券などもらえる。当然病院指定。ただし他の病院へ行っても後日支払請求できるらしい