バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ゴーゴーの女

 本当は今日アムの田舎へ行くはずだったけど、アムの姉ちゃんが有給休暇をどうやら使い果たしているらしく、結局明日の朝行くことに。
 夜時間があったから、ちょっくら階下の友人のところへ。で、まあ部屋じゃなんだし、ということで、近くのパブへ。で、まあパブじゃなんだし、ということで、ゴーゴーへ。
 というか、パブで飲んでたときに友人が「キャメに猿並みの女がいる」(訳:キャメロットというパッポンのゴーゴーに、サルゲッチュというあだ名の女並みの、顔はイマイチだけどスタイルがむちゃくちゃいい子がいる)とか言い出して、じゃあ見に行くかと。
 なんでも、その女の子はキャメで働きはじめて1年だそう。
 どれどれ。
 ステージで踊っているこのグループにはいないそうだ。
 キャメの全盛期は俺がタイ語学校に通っていたころ。そのころではキングスグループでもズバ抜けて客も入っていたし、売る上げもよかった*1。そんな全盛期を知っている俺としては、キャメは落ちる一方にしか見えない。
 次のグループ。
「あ、いた。2番目の金髪の子」
 おやぁ? あの子話したことあるなあ。フォン(雨)だかナーム(水)っていう感じの、とにかく水系の名前だったような。
「名前は?」
「ナーム」
 ビンゴ!!
 っていうか、俺が話したの4年くらい前なんですけど。働きはじめて1年って。でも確かにスタイルはいいんだよね。顔は・・・・・・俺は嫌いじゃないけど。いや、むしろかわいいくらい。
 その子は、キャメの全盛時がもう終わるってころ、もうひとり似たようなスタイルの女の子と2トップでガンガンに踊っている子だった。一度だけ呼んで話をしたことがあった。顔は性格きつそうな感じだけど、意外におとなしいしやさしい。でも、当時俺はキャメでいろいろと女の子とすでにゴタゴタしてたから、それっきり。
「4年か。じゃあ、22歳っていうのも嘘かな」
 いや、当時17、8だったから、まあ本当でしょう。それに、その全盛以来全然いなかったから、戻ってきて1年という意味かもしれないよね。
 そんな前のことを知っている俺がちょっといやだった。

*1:地球の歩き方などにはぼらない店などと当時は紹介されていたけど、キングスグループでも伝票を会計時に水増ししたりぼったくってた。今はぼってないんじゃないかな。ちなみに当時のキャメは超悪質。女の子のドリンクは基本2杯分だし、5枚くらいの伝票はキャッシャーで15枚くらいに増えてたりするし。客と店員がケンカしているシーンは日常茶飯事で、最後の方はそっちにふり返る気もなくなる