独身貴族を卒業
*1
先週の金曜にタイの外務省に提出していた書類を朝一で取りに行って、結婚の手続きをする。
ところがアムがとある事情でなかなか起きてこなくて*2、昼過ぎまでアムの姉ちゃんの部屋でゴロゴロ。
1時過ぎにやっと動き出し、役場に書類提出。
ひたすら待つこと約2時間。あれよあれよという間に婚姻が成立。
ということで、何の感慨もなく所帯持ちになってしまった。
さようなら、我が青春。お元気で、独身貴族様。
婚姻には大使館でもらった書類に外務省の認証を受けたもの計4枚とパスポート(写真のページとビザ、最後の入国スタンプのページのコピーも)とアムのIDと住居登録証とコピーだけ。
タイ語できるのかどうかっていうことをしつこく訊かれたし。あと知り合って何年ですかっていうのも訊かれたな。逆に大使館では訊かれなかった。どちらかっていうと、大使館が訊きそうな感じじゃない?
あとタイは夫婦別姓が可能。どちらにしますか? って。当初は別姓でいこうって思ってた。というのは、タイでは外国人が個人で土地とか買えないのね。そして、外国人と結婚したタイ人も前は買えなかったみたい。でも、苗字がタイ人のままなら買えるんだって。そう聞いてた。ほら、俺だっていつか大金持ちになるかもしれないでしょ? そのためにさ、夫婦別姓にしようって。ところが友人はちゃんと外国人姓で家とか買ったからね。ああ、いんだ、って。
なので今日からアムは事実上郄田です*3。
んで、さっきのとある事情というのは、妊娠しました。見た感じで言えば俺の方が妊娠したみたいな体型だけど、ホントで。
最近ずっと体調が悪いとか言ってて、ひょっとしたら、と。で、土曜日に尿検査の買ってきて調べた。しかもマーブンクロンの隣のホテルのロビーにあるトイレで。
外で待ってて、念のためもうひとつ買っておいた試験薬の箱を読むと4、5分待てみたいだし、俺的にはふたりで時計を見つつ〜の、ドキドキしつつ〜の、やったぁ〜、みたいなのを想像してたんだけど、アムは手ぶらでトイレから出てきた。
「あ、妊娠してた」
いや、そうじゃなくて、試験薬は?
「見たかった?」
トイレのごみ箱から拾ってきたし。ね? って。うん、としか言えないわな。
そんで今日、検診に行かないと、ということで、シーロム通りにあるバンコククリスチャン病院へ。なぜかアム一族はこの病院をタイで一番と思っているらしく、とりあえずそこへ。
恐いのは全く相場がわからんじゃない? どうなるんだろってこと。
アムがみつけてきたパンフには出産日のお泊りパックコースの値段が。安いので22500バーツ*4。目が眩んだね。この先いくらかかるんだろうって。かといって安いところも恐いしね。ここしかないか。
問診の結果、妊娠7、8週だそう。ギリ年内かな?
お金貯めなきゃ。今俺が考えつく最も手っ取り早いお金の稼ぎ方は、さっさと転職すること。いい仕事紹介してくれないかなぁ、誰か。
*1:土曜の夜にハマさんと俺の自宅で家飲み。アムもいないし。なかなか濃い時間で楽しかったのだけど、次の理由にて原稿にしていないので残念ながら省略。→社員旅行。日曜日と月曜日はその旅行でホアヒン(王様の保養施設があることで、タイ人のちょっとしたリゾートエリア。でも海もきれいじゃないし、寂れている感が激しいのは俺の気のせいか?)の近くのリゾートホテルへ。ホテルは最高だったけど別に大した思い出じゃないのでブログには省略で
*2:アムはお姉ちゃんの部屋に泊まってて。ちょうど婚姻届を出そうとしている役場が目と鼻の先なので、そこから来るみたいな。結局のところ、婚姻届にアムはほとんど手を出していない
*3:住居登録証の役場ではないので、オンライン上では結婚しているけど、書類は完全には完了していない。90日以内に田舎の役場へ行かなければならない。役場の人は60日以内って言うし、いずれにせよ早く行かなきゃ
*4:67000円くらい? こういうときだけ日本円に換算しちゃう。というのは日本円にするとそんなに高くないけど、タイで生活する者にとっては脅威の価格。価値的に言えば数十万円クラス