バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

23:37 飲酒検問の立会い

 恒例の真夜中前の飲酒検問。
 小部屋での飲酒量検査で警官がひとりしかいないため、立会いに呼ばれる。っていっても座って喋ってればいいだけなんだけど。
 タイでの飲酒運転の罰則は若干厳しくなった。2輪と4輪ではどれくらい違うのかはわからないけれど、まず警察署へ2000バーツの罰金、その後裁判所へ行って保釈金を2万バーツ払えば終了。保釈金は、普通のと言ったら変な話だけど、普通の犯罪と同じ方法で取り扱われるみたい。保釈金を払わなかった場合はどうなるのかはよくわからない。いずれにせよ罰金刑だと思うんだけどね。
 ピリピリした雰囲気は全然なくて、とりあえず水飲んでからでもいいよ、みたいな。
 ストローをつけた機械を通して、数値が60を越えたらアウト。それ以下は無罪放免。ま、俺からしたら1でも検知してたらいけないんじゃないとは思うけど、そこはタイですから。
 ただ、態度が悪いと機械なしで一発アウト。ま、タイですから。
 カップルが捕まってきて。かなりへこんでる。2万バーツなんて聞いたらへこみ度がかなりかわいそうなくらい。警官も、とりあえず水飲んで準備整ったら言え、って。結局1時間くらい水を飲みまくってたね。
 そんな中、ナレントーンというレスキューの隊員が捕まってきた。何を考えたか、免許やIDを出さずにナレントーンの隊員証を出してきた。で、吹く。61。アウト。本当なら見逃してもいいだろう的なところだけど、態度が悪いので即アウト。切符の準備。
 んで、へこんでた彼。ついに覚悟を決めて機械に手を伸ばす。報徳堂一同、近くに寄って見守る。ナレントーンの隊員も。
「お前は関係ねぇだろうが!!」
 ごっつ、警官に怒られてた。
 へこ彼*1の数値はがんばった甲斐があって21。なぜかみんなで拍手。

*1:名前を短縮