バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

0:36 急死

 韓国大使館前の工事現場作業者の簡易アパートで死体。
 俺の所属の管轄だけど、副隊長の所属は一応スティサン署なので行こうかどうか迷っている様子。でも1分くらいしても別の車が急行する様子もないし、行って見ることに。
 不謹慎ですが、やった〜! 久々の死体。
 といっても、どうやら酒を飲んで急死したらしく。50代の男性。
 しかしこのレスキューで酒飲んで急死って人、もう4人くらい見てるんだけど。タイの酒はやっぱ変なものが入っているのかしら?
 現場は工事現場に勤める作業者向けの簡易アパートで、壁も天井も薄い鉄板でできている。昼間は暑くていられないだろうし、乾季の寒い時期なんかはそれこそ冷え冷えするんじゃないかな。しかも雨が降ったらものすごいうるさいだろうに。
 ごっつい密集してて、風も通らなくて暑い。でも死体に触るためには先頭におらなければならないし。きつい。これで監察医を待たなければならないとかなったら、1時間じゃ済まない。搬送前に脱水症状で俺が死体になっちゃうわ。
 警察より先に俺らが着いてて、警察の前に本部の人が来た。基本は警察が現場検証して、監察医が死体確認してOK出して、で、本部の人が写真撮って許可が出れば俺らが死体を運び出すんだけど、今日のは本部の人が写真を先に撮ってた。現場検証のために現場を保存するって未だに徹底していないのがタイの現状。どう見ても殺人ではなさそうだけど、万が一ってこともありうるではないか。
 そうこうしているうちに警官がふたり来て、同居者の話を聞いて死体をひっくり返したりいろいろやって、5分もしないうちに終了。
 は、早い。