バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

さよならマドンナ

 マドンナ・モットちゃんが辞めていった。
 2週間前に辞めると言い出して、そんで辞めた。
 普通最低でも1ヶ月前とかじゃね? それでもまだまともな方で。っていうかこの会社で辞めますって言って辞めた人初めて見たし。ほとんど逃げちゃってたからなぁ。
 一番最初の奴なんかは仕事をしているふりをしているだけで、全然できなかったし。日本語はうまかったけど、ただそれだけだった。今考えてみればホントろくでもない奴だったなぁ。26歳にもなって和食のときもスプーンを使ってた。食は文化ですよ。フレンチで箸を使ってたらおかしいでしょうが? 理解という行為を知らない奴だったのね。しかも辞めるときに俺に引継ぎをしないで、仕事のできないアシスタントにやっていったからね。
 一番最後の逃げた奴は女の子。スンゲェ嫌いなタイプ。ぱっと見はたぶんかわいいとかみんな思うんだろうけど。パーセントの計算とか、大学出てるのにできなかった。超バカ女。頭の回転が年間0.5回転くらいじゃね? 免許取りたてとは言えスンゲェ下手。1回追突事故を起こしそうになって。死ぬかと思ったよ、マジ。俺が横から手を出してハンドル切らなければ、マジでモロ追突。エアバッグ開いちゃうくらいの勢い。で、コイツ何て言ったと思う?
「この車はブレーキの効きが悪いんです」
 知ってるんなら早く踏めや! 頭悪い。
 そんなことはどうでもよくて。
 モットちゃん、さよなら。なんか親が家とか車買って、多少負担してほしいんだって言われて、今より4000バーツいいからってだけで行ってしまったモットちゃん、さよなら。意外とローな家柄だったのね。っていうかタイのホワイトカーラーはこういうのが普通なのか?
 とりあえず最後に二の腕を揉んどいた。最後だと思ったから、モミモミモミモミモミモミモミモミって長いこと揉んだら「何やってんだ」って言われた。