バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ネネのいないいないばあとアムのセンスと俺の貧乏性の裏の部分と

 ネネのマイブームはいないいないばあのようだ。
 どこでもいつでもいないいないばあ。小さな手で目だけ隠して「ばぁ」と言いながら手を広げる。
 とりあえず起きたら。とりあえず寝る前に。とりあえず食事の前に。とりあえず食事中に。とりあえずテレビを見ながら。とにかく思いついたときにいつでもいないいないばあ。
 すごいのは、人見知りのひの字も知らない性格なので、誰彼かまわず道などですれ違う人にやってみせること。
 近所じゃもう有名人。
 ほかにもタイ語のこんにちはであるサワッディーカーを合掌しながらできるし、携帯電話を使っているまねもできるんだけど、回数はいないいないばあが圧倒的だ。
 思うに「いないいないばあ」と「サワッディーカー」の発音のリズムがかなり似ているので、混同しているのかと。ネネ的にもいないいないばあの方が楽しいしウケもいいからそちらを多用しているのかと。
 近所でいないいないばあともしもしの日本語がかなり浸透してきている。よぼよぼの婆さんまでいないいないばあってネネちゃんを見かけると言ってくる。
 恐るべし、ネネマジック。


 アムのセンスは日本人のそれとは違うので、やっぱり理解しがたいところが稀にある。
 たとえば、女優のアムの写真や切抜きをじゃんじゃん壁に貼ったり。俺がはるならまだわかる気もするが、前のアパートのときもそうだったし、今現在もすんごい状態。さらに先週にいたっては白い子犬のポスターまでわざわざ買ってきてさ。バックがピンクで。犬好きだったけかね? 犬だけってならまだいいんだけど。そのポスターさ、縦1m、横1.5mもするんだよね。
 ネネ嬢はマミーポコのおむつを使っている。1パック72枚入りとかさ、そういうのを買っているんだけど、よくおまけがついてくる。ぬいぐるみだったりクッションだったり毛布だったり。
 おかげでクッションやぬいぐるみが家や車にいっぱいで。
 毎回デザインが変わる。ハートのクッションだったり四角いクッションだったり。ぬいぐるみは普通にTシャツみたいなのを着ているマミーポコのキャラクターだったり、同じぬいぐるみにフードがついていて、被せると虎になったり蛇になったりするバージョンも。
 数ヶ月前にもらったぬいぐるみは、天使のものだった。うしろにふわふわの羽が生えてて、頭には天使の輪。
 昨日気がついたら天使のぬいぐるみ、天使のわっかの部分でフックに引っかけられてた。確実にアムが引っかけているんだけど。
 輪が頭のうしろの辺りから生えているので、正面から見ると首を吊って死んでいるみたい・・・・・・。



 俺は超貧乏性。
 そして金を貯めるためなら全てを犠牲にして貯金に全力を尽くすスーパーストイックマン。
 とは言いつつ、食事やアルコール関係にはあまりケチをしない方向にある。
 今日午前中にコラート方面に行ったので、チョークチャイ牧場*1に寄ってステーキハウスに入った。
 思った以上に高くて。
 でも来た以上は、とほぼ迷わずにプレミアムとかいくつかあるグレードの一番高い肉のTボーンステーキをオーダー。700バーツオーバー。ほかの人はほかのものを選んでいたけど、俺は入ってすぐにそれに決めた。
 どうも最近はとにかくうまいものとかが食いたくて、高くても行っちゃうね。
 ステーキはうまかったよ。まあ、牛肉の扱いは日本の方がいいだろうから、それと比べたらまだまだだけどね。日本の牛肉はすぐにサシが入っちゃうのでそれはいけない。霜ふりってのは一口目はいいけどそれ以降は気持ち悪いじゃない? だからここのこれくらい赤身でこれくらいの硬さって方がいいのかもね。

*1:バンコクからコラートに行く道路沿いにある牧場でバンコク市内にも支店がある。タイの牛肉がよくなってきている先駆けと俺は位置づけているが