お好み焼きとカラオケと軍隊と
昨夜、東京のタイ料理屋で一緒にバイトしていたS氏とハマさんの3人で食事した。
場所はスリウォンのもりもとというお好み焼き屋さん。ちょうどお好み焼きとかを食べたいなあと思っていたところなので喜んで行ったんだが、一昨日の夜に近くでまた砲撃があって、多数のけが人と警官2名の死者が出たばかり。大丈夫かな。
自宅からタクシーで行くにもみんな行きたがらず、やっと捕まえたタクシーでぎりぎりの時間に到着。かなり渋ってたので、帰りの高速代も出してあげた。
もりもとは各テーブルに鉄板があるけど自分で焼くのではなく中央のカウンターで店員が焼いてきてくれる。それから一品料理も充実していて、お好み焼き屋というよりはお好み焼きもある居酒屋という感じだった。
店はきれいだし、料理もおいしかったし、生ビールがきんきんに冷えてて最高だった。日本酒もちょっと飲んで、ひとり1400バーツだからそんなに高くもない。決して安くはないけど。
また行きたいと思う。
もうかれこれ一緒に働いていたのは12年くらい前になるわけで。で、まあいろんなおもしろい話、思い出話もあるし、げらげらと笑いながら楽しく飲んでいた。そしてS氏からは下記のお言葉を頂戴した次第で。
「高田君、笑い方がもうおっさん入ってるね」
下旬で33です。
食後はタニヤへ。
アムにはスクムビットにいることにしてある。ここら辺は危険だから、シーロムに来るという話になったらたぶん行かせてくれなかっただろうし、なにより、ソンクラーン前の電話の一件でタニヤ禁止令が出ているからね。
1軒目は前に来たことがある店。名前は忘れた。2軒目は楠。なんか知らんけど、2万バーツで愛人契約するように店の支配人から勧められる。2万バーツだと専属というわけではないみたい。完全に囲うとなると4万バーツとか5万バーツらしい。こう言っては何だが、タニヤで働くような女の子で普通に働いたってそこまで稼げないわけだし、高望みもいいところだ。それなりに払う価値があればいいけど、2万バーツだって多いだろうなあ。
カラオケ後、S氏は帰宅して、ハマさんとふたりで牛丼屋へ。腹が減ってたわけではないけど、せっかくここまで来たから的な。これが肥満の原因なんだよな。
久しぶりの豚丼はうまかった。
タニヤには軍隊がいっぱい。
もりもとの入居するデュークタワーの1階も警官がやたらめったらいて物々しい雰囲気。
そしてタニヤ通りにも軍隊の救護車なのか、つや消しカラーのかっちょいいトラックが2台も停まっていた。
で、このトラックの後方は。
呼び込みのお姉ちゃんたちの席となっていて、酒やら飲み物まで置かれていた。
タニヤプラザ前でハマさんが兵隊のおっちゃんを見て写真を撮ろうとしている。ショットガンを持っている。大丈夫か?
「ちょっと待て!」
ほうら、怒られるぜ、ハマさん。
おっさん、立ち上がりヘルメットとかを被り始める。え? 撃たれないよね?
「いいよ」
写る気満々かよ。
ほかにも対テロによく見かけるH&KのMP5のシリーズに似たような銃を持ってうろうろする兵隊とか多数いた。
シーロム通りにはこんな有刺鉄線みたいなのも置いてあった。
カッターの刃みたいのが付いているのね。
反対側では検問もやっているし、タニヤも12時過ぎにはほとんど閉まっているは人はいないわ。屋台も当然やっていないし。
ロビンソンの辺りでハマさんと兵隊の前で、ほらやっぱりMP5みたいなの持っているじゃん、とか、マガジンちゃんと入ってるし、ってやってたら、突然兵士ふたりが壁の隙間から銃を向こうの方に構えて、物陰に入りながら進み始めた。むちゃくちゃ怖かったわ。ハマさんと、え? なに? なにが起きた? って言うしかできない。足が竦んだね。
そこからすぐに逃げたけど、ラマ4とシーロムの交差点に誰かのいたずらでマックのドナルドが立たされてて*1、一応ツッコミを入れておいたよ。
「どっち側だっちゅうの!」
赤と黄色って。
交差点の向こう側は赤共がいて、集会みたいなのやってた。
S氏の話だと、ビルの上にスナイパーがいるらしい。彼の職場はそのエリアの上層階で、上から見えるらしい。
怖い……。