バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

運転マナーは日本はいいね

 日本の運転マナーはいいね。特に優れているのが、幅員が狭いとかそういう道でのすれ違い、路地の交差点の譲り合い、高速とかの合流とかこういうところ。

 合流はちゃんと1台1台交互に入ってさ。タイなんか我先にと手前からどんどん入るから渋滞が悪化する原因になる。これは本当にひどい。なにが悪いかってのかまったく理解していないというか、思いつきもしない。すごいのは学校の駐車場を出るだけでも同じことをするからな。校内で接触事故とかあるくらい。親のマナーがこんなんでは若い世代もそうなるのはわかりきったことだ。まあ、それでもベトナムよりはマシなんだけどな。

 タイもだいぶ発展したけれども、この点に関しては何十年も変わらない。オレもそっちに慣れているというか、運転歴はタイの方が長くなっているのもあって、日本で運転していると、つい右折左折のときに横断ほどに突っ込んでしまう。タイはとりあえず警察に見つからなければなんでもありってところもあるし。日本みたいに一般市民が他人を注意することはない。その点は日本は平和だよ。足を引っ張り合うことを使命とした民族だからこそ、他人の目ってのが許されているわけで、それによって遵法意識が出てくるというか。要するに、他人の目がなければ平気で悪いことをするっていう点は結局タイ人も日本人もマインドは同じなんだけども。

 あと、日本は道路そのもののクオリティーが相変わらずいいと思う。特に雨が降ったときにそれを感じる。雨が降ってもよっぽど無理な運転をしない限りは滑るって感覚ないもんな。タイなんかちょっと雨降ったらスリップ事故が多発するし。最近は行かないからわからないけど、ランシットのフューチャーパークからナコンナヨックに向かう何十キロと一直線の道路は雨が降ると途端に事故だらけになるから。あれは怖い。

 今はバンナーあたりからアユタヤ方面に向かう外環道も広くなって変わったけれども、15年くらい前は片側2車線で、しかもつるっつるの怖い道路だったもの。晴れてても事故が多いのに雨になるともう最悪。

 日本は雨が降っても水しぶきすら上がらない道路とかもあるし、すごいよなあ。ああいう技術を海外に輸出すればいいのに。タイだと予算的に導入は難しいだろうけど。でも、あれはあってほしいといつも思うわ。

 それと日本って大型トラックが速い。ほかの車が法定速度で走っているからってのもあるとは思うけど。でも、赤信号からのスタートがタイなんかはムチャクチャ遅いけど、日本の大型トラックは普通車と同じくらいの加速をする。そりゃあ日本とタイの渋滞のひどさが全然違うって話だわな。

日本の外車・タイの外車

 タイは所得水準というか、経済的なレベルを考えると、日本よりもずっと外車が多いと思う。車は日本よりも高いのに。まあ、格差社会で、高級車を買える層は日本においても富裕層に入るからそりゃあそうなんだけど。

 それに、タイは国産の四輪がないから、すべて外国ブランドなんだけど。つまり、ここでいう外車ってのはベンツとかフェラーリとかそんな話だ。タイ国内に一応フォードが工場を持っているはず。だから、ピックアップのラプターだったけね、それはある。あと、輸入だけどマスタングも正規販売が一昨年くらいから始まっている。それでもアメ車はほとんどない。シボレーは撤退したし、フォードも人気とはいえない。

 あとヒュンダイは最近大型のバンがよく走っている。おそらく、アルファードがほしい層が乗っていると思う。値段がアルファードよりずっと安いから、本物に乗れない所得層がヒュンダイ買っているのかな。適当に言っているけど。まあ、WRCヒュンダイが走っているから、ブランドイメージが高まってきているってのもあるかも。ホント、日本の製造業はもうどんどん負けていくんだな。車は韓国にまだ買っていると思うけども、家電のように抜かれるのは時間の問題かな。

 タイ人に人気なのはやっぱり欧州車かなあ。ベンツ、BMWは当然で、最近はアウディも増えてきている。あとボルボ、MINI(ブランドと見るかどうかは微妙だけど)もよく見かける。フォルクスワーゲンはバンが走っているけど、ゴルフとかそういうのはあまり見かけないかな。

 日本も以前に比べたら外車は多くなったと思うけど、タイに比べたら少ない。ただ、ポルシェは圧倒的に日本の方が多い。フェラーリなんかもタイでほとんど見ない。マクラーレは一度も見たことないなあ。ちなみに、ベンツもラインナップが偏っているのもあって、ここ2、3年で見かけるようになったもののGクラスは数台しかないのじゃないかなってくらい。

 スポーツカーは税金が高いからってのもあると思う。去年か一昨年にエムクオーティエでフェラーリの展示会やってたけど、一般市民なんかは縁がなさ過ぎて誰も立ち寄ってないし。パラゴンの高級スポーツカーのショップも基本的に入り口は鍵かかっているし。

 高いってのもあるし、東南の心配もあって、日本のように普通の人がちょっと金持ったからって買えるものでもなってのもあるな。タイの場合、高級車を買うなら車庫も厳重なのを用意しないといけない。中古車市場が高いから、日本よりも高値で売却できるってのもタイの車市場の魅力だけど、こういうスポーツカーは中古車も高すぎてリセールバリューとかそんなことはどうでもよくて、売却先が普通の所得層のネットワークじゃあ見つからないでしょう。だから、スポーツカーは一般市民には手が出ないから、日本とは違って、その車種だけ少ないって感じかな。

今週の坂道シリーズ3番組

 今週の、いつもの3番組は意外にも日向坂が一番おもしろくなかった。コアなファンにはおもしろいのかもしれないけれど、オレはこういうパターンが好きじゃないというか。なんか子どもの日に関連した企画で、過去の自分に宛てた手紙を読むみたいな。こういうの、なんか観ていられない。

 楽曲のヒット祈願もこの3番組ではしょっちゅうやっているけど、それも観ないし、たまにメンバーが考えてきたシチュエーションで演技をするのとか。そういうのもなんかつまらない。やっぱ、ある程度作家が入って考えた方がいいと思う。自分で考えたシチュエーションとかは、なんか高校のときにちょこっとだけ演劇部にいたことがあって、それを思い出すわ。高校に入ってテニス部、放送部、演劇部となんか誘われるままに入ってて、どれも中途半端に参加していた。それで、いつの間にか演劇出演が決まってて。1年のときに演劇部にいた男がふたりしかいなくて、それぞれ別々の演目に出るみたいな。で、オレの方の劇の脚本を作った先輩がクソみたいな脚本持ってきやがって。セリフが2行3行くらいしかなくて、あとはエチュードって書いてあった。最悪だったな。それを思い出してしまう。

 日向坂の今回のはなんか過去の自分にみたいな話だけども、知らんわって。ただ、後半は内藤とは関係ないところでおもしろい部分はあったけれど。でも、制作側もつまらないと思ったんだろう。だいたいこの3番組は2週に分けて放送するのに、今回は1週完結だった。

 櫻坂はそれと比べればおもしろかったけども、これも結局メンバー同士が楽屋とかプライベートに様子を紹介するみたいな。先週と今週の2週分で思ったけど、やっぱり2期生のエピソードが多いし、実際おもしろい。観るたびに思うけれども、日向坂のときのように2期生だけ櫻坂にしてあげればよかったのに。1期生も数人だけで、ほかはほとんど声だって聞けてこないし、いなくていいのではないかね。今回は増本ちゃんが出ていたけれど、なんかいつものぶっとんだ感じがなくて、精彩を欠いてたかな。

 乃木坂はもう安定しているでしょ。やっぱりバナナマンが強いな。内容もおもしろかったし、メンバーもひとりひとりが輝いている。ただ、最近気になるのは4期生のあとからデビューした組が全然出てこない。たまに出ているときがあるけど、最初の紹介の回以外で全員揃って出たことがないんじゃないかな。もはや顔とか全然憶えていないんもの。一方で先にデビューしている方の4期生は普通に出ている。やっぱ運営側でなにか差があってのやり方だったのかね。