バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

タイの先輩

 近所でパブを開いたヌムさん。俺の知り合いが作った日本の歌謡曲*1のVCD*2をガンガンにかけていて*3、たまに駅に立っていると「カニ食べ行こう・・・・・・」*4とか聴こえてくる。
 先週の土曜、Sさんとゴーゴーに行った帰り、一人で立ち寄った。したらビールをスンゲェ奢ってくれ、結局閉店後が遥か昔になるほど飲んだ*5
 そのときに彼は、火曜日に日本の彼女が来ると言っていた。
 あれ?
 確か前に行ったとき、サーブとして働いていたのはヌムさんの婚約者と聞いていたが?
 彼が言うには、それはタイの彼女で、本命だそうだ。日本の方はガイドの仕事の傍ら*6に引っ掛けたらしい。
 彼の悩みは最近日本の方が、仕事を辞めてタイで働きたい、と言い出していること。しかも今回彼女は彼のアパートに泊まることにしているらしい。本命は現在帰省中*7で、15日には戻ってきてしまうらしい。日本の方の滞在は18日まで。
 バッティングじゃないっすか。
 彼はどうにか俺に説得してほしいと言った。そのための奢りだったのだ。
 確かにタイで暮らすというのは旅行と違って厳しいのも。旅行ではおおらかになっていることでも、生活ではやっぱり許せないことも多い。非日常だったものが急に日常にフュージョンしちゃうのね。
 ま、仕方ない。奢ってもらっちゃったからその辺を話してもいいよ、と。ただし言うだけね。強制はできないから。ね? その子が極Mの女で、辛いめに遭いたい!! なんてなったら、ね。
 そんで行ってみたら、ヌムさんの先輩が2人来てた。
 そこでは言えないでしょう、タイはね・・・・・・、なんて。
 それにかなり頭に来たことがあった。
 先輩の一人はもう40半ばの人*8。金も相当持っているらしく、おそらくヌムさんはこの人から金を借りて店を出したのではないだろうか。
 頭が上がらないらしい。
 ま、それはいいんだけど、俺にまでそれを強制するなっちゅうの。腕を組むのもいけない。ビールを注がなきゃならない*9。なんでよ? 
 俺は強制されるのがのもすごく嫌い。たとえばゴーゴー前で呼び込みが軽く腕をつかもうものなら*10ものすごい剣幕で怒るよ、マジ。
 入って10分で帰ろうと思いだした。
 日本女も30歳の頭悪そうな感じ*11だったし、もういいや、と。
 最後はその先輩と割りカンで、ってなって。いいよ、奢られるスジはないし。でもその先輩はエライというか当然というか、今回は出すからって言ってくれた。俺も、次に会ったときは俺がジャンジャカ奢りますよ、って別れた。ヌムさんは不満そうだった。
 強制はやめなさい。

*1:古い? ポップソング?

*2:タイではDVDよりも安価なVCDがより普及している

*3:しかも俺は貸してない。他の友だちに貸したものをマタ貸しでゲット

*4:パフィー

*5:警察の取締りのせいもありエリアごとに閉店時間が設定されていて、ここら辺は12時まで

*6:彼は昼間は観光ガイド、夜に自分の店とハードワークをこなしている。タイ人は働き者。そして金持ちだ

*7:チェンマイ出身。バンコクの次に大きな街。タイ北部の古都

*8:日本語もそこそこ話せる

*9:会社の上司にもしたことがない。だって自分のペースってものがあるでしょう

*10:日本では完全に違法行為だよね

*11:思ったよりはかわいかったが。ま、所詮ガイドに引っかかるアホな奴。こういうのがインドネシアのバリに行くとビーチボーイに引っかかり、行く末は捨てられていつの間にかエイズになっていて、というパターン