4:10 病院着
おばさんの社会保険の関係上、ラートプラオ通りの病院へ。
到着したら、おばさんまだ電話しているし。
うちらの担架のまま、病院の移動式ベッドへ。その間もまだ電話しているし。
救急処置室へ入ってもまだ電話してて、看護士とか看護婦とか一回スタンバったものの、
「電話終わったら呼んで」
ってどっかにいなくなった。
レスキューの連中もどっかに行っちゃったし俺も待ちきれなくて、黙っておばさんを斜めにして担架を抜き取ってきた。その間ももちろん電話で喋っているし、あイタタ、とかもないし。
受付で搬送表を記入している間も絶え間なくおばさんトークが聞こえてくる。
一瞬静かになったから「あ、終わった」って看護婦の人。すかさず看護士が「いや、まだでしょ」って言ったら、直後にまたおばさんのマシンガントークがはじまった。一同爆笑。
搬送表を見てわかったことだけど、45歳かと思ってたら32歳だった。あの腹!! 気をつけよう、俺も。
たぶんおばさん、事故のショックで軽い興奮状態に入ってたんだと思う。落ち着いたらガックリ疲れるんじゃないかな。