いよいよ結婚の手続きをはじめる
国際結婚というのは実に面倒だね。英文の書類を作ったり。
とよく言われる通り、本当にめんどくさい。
タイで就職しているので、先にタイで婚姻を成立させる場合、下記の順番で手続きが進められていく*1。
- 自分で結婚資格宣言書を英文とタイ文で作成
- 在タイ大使館領事部にて結婚資格宣言書署名証明書と独身証明書をもらう*2
- 入手したら結婚資格宣言書と独身証明書、さらに独身証明書のタイ語訳を作成してタイ外務省で認証を受ける*3。
- すべての書類を持ってタイの役所へ*4。
- 受理後、婚姻登録証が発行される
- 戸籍謄本や婚姻登録証を持って大使館で日本の婚姻手続き
やっべぇ、書いてるだけでスンゲェめんどくさくなってきたよ。
ちなみによく訊かれるのが結婚すると国籍がどうなるのか、ということ。普通に考えて国籍が変わるわけがないでしょうが? 在住して何年とかで永住権とかの権利が発生して、永住権何年で国籍が取れるんでしょう? 普通は。逆に言えば、在住暦が重要であって結婚してなくたって国籍は取れるし。よく中年の、自分は頭がいいと思ってらっしゃる連中は、結婚すると国籍が簡単に取れると信じていて、頑なにタイ人との婚姻をしない。騙されるのは中年のふがいなさであって、日本の法律とは一切関係がないのに。タイにおいては結婚したってビザの取得はめんどくさいのが現状でしょう。
で、今日の話に戻る。
昨夜になって初めて結婚のついて説明がされている大使館のホームページ(http://embjp-th.org/jp/counsul/bmarri.htm)をちゃんと確認。したら、結婚資格宣言書は自分で用意しなければならないみたい。慌ててタイ語と英語のを用意。
そんで今日、半休を取って領事部へ。翻訳サービスとかにすべての手続きを任せてしまおうかとも思ったけど、やっぱり初めての結婚は自分でやった方がいいのかしら、と*5。
書類を確認して、いざ大使館へ。結構混んでるのね。で、婚姻とかパスポート失くした人は窓口横の電話で係の人と話さなければならないみたいで、電話する。したら、お名前は? って。郄田です。あ、そうしたら郄田さん、そこでちょっとかけて待ってて、って。
1分もしないうちに横の扉が開いて、
「あの、さっき婚姻届の件で電話した人誰ですか?」
って。1分もしないうちに俺の名前を忘れるかね? みんなに見られてて恥ずかしいし。
個室に呼ばれる。なぜかガラス越しだし。で、書類をそろえて持ってきたって伝えたら、じゃあ窓口でいいのに、ってさ。係のじいさん、書類を確認してくれてるんだけど、何回もやってるし、同じことも何回も言ってた。大丈夫?
整理券を取ってダッシュで別の届けの書類にサイン。というのは、免許更新時期が迫っていることをすっかり忘れてて、両親来タイ時の何気ない一言でふと思い出して。車の免許は書き換えたけど、バイクの免許をしていない。これで更新時期を過ぎたらバイクの免許消滅しちゃうでしょ? もったいないじゃない? それから、免許書き換えに必要な書類のひとつが、レスキューの無線登録時にも必要なもので、一石二鳥なわけで。
係の人はタイ人だった。で、婚姻届と免許の件で、と。まずは婚姻の方から、って言ったら、あ、免許の方を先に、って。婚姻のは面倒なのか?
俺の日本の免許証の色がはげてて以前面倒なことになったけど、今回は2回目なのでどうにか簡単に済んだ。
婚姻の方は、せっかく持参してきた俺のパスポートの全面コピー*6はほぼ却下。顔写真のところと現在のビザの面だけでいいらしい。アムのパスポートのコピーも却下されたし、なんかムカついた。労働許可証に関してはムカついてて見てなかったから憶えていない。
最後に引換券を受け取るが、明日の朝一に電話してくれと。確認事項があるんだって。それでOKだったら26日に受け取り。料金は1700バーツ!! 高い。
ちなみに免許の書類は全部で2400バーツ。今月4100バーツが手痛い出費となる。8月ごろには車をローンで買おうと思ってたけど、ちょっと難しいかも? っていうかこれ如きの出費で財布が痛くなる俺って貧しい・・・・・・。
そのあと日本語の図書館へ行った。映画とかのビデオも見放題だし、マンガもある。火の鳥とか、不二子不二夫の少年時代とかいろいろ。
ところでいつからか知らないけど領事部のあるサーミットタワーの入館が厳しくなってる。金属探知機もあるし。でも、領事部のエレベーター前の金属探知機では、ブザーが鳴ると係の人が笑うし、図書館の方ではブザーが鳴ってるのに、はい、どうぞ〜、って。そんなんだったら置かないでほしいし。