22:00 アメージング炸裂
店は屋外、天井なんか全くなく、店と駐車場の区別は数本の棒のみという店。店の横に大きなスクリーンを張って、ワールドカップのイングランド(?)戦をやっている。
後半戦、そろそろ盛り上がってきたというころ、バンドの演奏開始。いやぁ、俺ならできないよね。
この状態で演奏するのもアメージングだけど、バンドの構成もまたアメージング。ドラムはマシン。ステージがものすごく小さいからそれは理解。バンドマンは若者3人。全員がギター。ええ? ベースは? アメージングっすわ。
さらにあまりの下手さに誰も拍手をしない。そこで更なるアメージング。
こんなに下手なバンドにリクエスト! 思い出の曲を歌ってもらったんでしょうか?
演奏終了。
し〜ん・・・・・・。
さすがに歌手も「頼んだ人くらい拍手してくれてもいいんじゃないですか」だって。
ま、そうだよな。頼んだのにそりゃないよな。
そしてとどめのアメージング。
よくバンコクでも見かける盲目の歌い手。物乞いの芸のひとつ。いつもかは知らないけど、この店にやってきた盲目のおっさんはステージに上げられて歌を数曲。ギターは2連なんだけど別に片方が12弦とかそういうのではなく。歌う前にはバンドマンと音合わせなんかして。マイクの位置も合わせたりして。
そうして歌いだすと、片手はマイクへ。もう一方の手はズボンの横の縫い目へ中指を合わせ正しい気をつけの姿勢。
音合わせの意味ないや〜ん!! 結局最後までおっさんはギターに触らず。
素晴らしい。これだから田舎は止められないんだよね。おもしろすぎだよ。