日本から⑩
いよいよさよなら日本。
飛行機が午前10時なので、駅からのバスは6時に乗らなくてはならない。超でかいスーツケースと、チャイルドシート。そして乳母車とネネちゃん、という大荷物所帯。俺と父でスーツケースとチャイルドシート(折りたたみ式台車を装着)をがらがらと引っ張って歩き、ネネちゃんとアムと母と乳母車はタクシー。
しかも雨。
しかも気温6度。
2月並の寒さとかテレビで言ってるし。
やっとバスに乗り込む。アムは速攻で寝てるし、見送りに着いてきてくれた両親もウトウト。俺はこれまた爆睡中のネネちゃんを抱えて朝の渋滞の中ぼんやりと葛飾区と江戸川区の町並みを首都高から見下ろして走った。
さよなら日本。
幕張を過ぎた辺りで母が起きたのですかさずネネちゃんをお願いしてしばしの睡眠。
チェックインもはじまってて、並んで待つ。問題は預け品の制限重量。実は月曜日の時点でタイ航空に電話して、インファントのベッドと制限重量について確認。大人各20kgとネネちゃん10kgの計50kg。カウンターのコンベアに載せてみたら、49.5kg。超ぎりぎり。
チェックインカウンターの女の子がかわいい。そこそこかかとの高いくつを履いているのにアムより背が低かった。140cm前半だぞ。いいじゃないか、君ぃ。
軽く朝食を摂って、空港内のユニクロでアムは弟へTシャツを購入。さらに売店で味付きのりを購入。気に入ったらしく。
両親とバイバイして飛行機へ。行きの飛行機より広々していて楽勝。ネネちゃんも全然泣かなかったし、機内上映の装置が壊れてて静か。アイスクリームも出たし。
ただ、気流の関係か何かで7時間近くかかって到着。36℃。日本と30度差じゃないか・・・・・・。
自宅に戻って扇風機ではネネちゃんが汗だらだらになっちゃってぐずぐず怒り出してもう大変さ。
ネネちゃんは着膨れするタイプで、タイでの薄手の服一枚だと、なんつーか、軽やかで小さい女の子といった感じになる。
案の定夕飯はソムタムとか、アムのフィールドになってた。