バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

上海駅へ

 さて、駅着いた。また誰もいないし。どういうことよ。しかも電話繋がらないし。やっと繋がったら違う人が出て、とりあえずタクシーで上海の駅に向かってくださいって。タクシー捕まえても全然通じないし。
 やっと動いたよ。しかし俺も強くなったなぁ。前だったらどうしようどうしようってなってただろうけど、タイに関わりはじめて計10年近く。その間、いろんな国にひとりで行ったわけで*1、こういうことに慣れたというか鈍感になったというか。今回もタクシーの運ちゃんに「Shanghai Station」って言っても通じないしいろいろ中国語風に言ってみたけど、中国風なので通じず。したら「え?」って言ったから、なんだ日本語できるんじゃんか、と思って「上海の駅に行きたいんですよ」って言ったら「・・・・・・」。俺も目が点になったね。ひゅ〜って風が吹きぬけたね。
「全然通じてねぇし。上海駅、遠い〜」
 ひとりで日本語で言って笑ってた。強くなったな、俺。というか、どうにかなるもんなんだよ、こういうとき。
 実際、上海の駅着いたからね。でしょ?
 車窓から「加油站」ってのが見えて、がんばれ駅かな? って眺めてたらガソリンスタンドだった。ジョーリンの曲で台湾での地震の映像があって加油! って子どもたちが絵を描いてるのがあった。がんばれって意味なのかと解釈しているのだけど。たしかに加油を給油と取れるよね。
 さて10時くらいにやっと上海の駅に到着。今回は南京の近くの句容に用事。近くの鎮江というところまで、最近開通したばかりの新幹線に乗っていく。
 が、予約した席は12時の列車。
 というわけで、食堂で牛肉面を食しながら、メーカーの若い兄ちゃんとお喋り。最近の中国でも高齢化が進んでいるため一人っ子政策も若干緩くなり、一人っ子と一人っ子の夫婦は子どもがふたりまでOKとかいろんな話を聞く。台湾の話になったときは、顔を歪めて怒っていたのが印象的。同じ中国人なのに国を作るとはどういうことだ、と。「1回攻撃するしかないですね」と笑って言ってた。やめてよ、ジョーリンとシンディが悲しむ〜。あと小泉は嫌いだが安倍は中国人は期待していると言ってたので、少なくとも安倍は年末までもたないよと言っておいた。

*1:といってもそんなに多くない。タイ、マレーシア、カンボジアラオスシンガポール、インド、台湾、中国