バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

事故起こしますた

こ、この俺が事故・・・

 事故った。
 しかも、怒涛の正面衝突


 仕事が今週は忙しくて、月曜の夜は午前3時、昨夜は午前1時。確実に寝不足だった。その上、今朝、アムのネネちゃんへの食事のさせ方などでけんか。なんでもサバーイサバーイで育ててたら近所にいる暴走族の連中と同じになってしまうではないか。
 そんなことが重なって、何も考えてなかったんだろうねぇ。


 今朝は朝から雨。
 乾季のこの時期に雨が降るなんて、またなかなかありえない話。


 いつものようにマッカサンを通ってペッブリーに出る。
 途中マッカサンの道路ですでに泡が立っていて、信号のところでハンドルの感触が変だった。
 ここで本当なら気がつくべきだったのね。
 で、ペッブリーに出たらやっぱり路面が泡立ってるのね。なんだろうなぁ、って。
 片側4車線あって、左から2車線目を走ってた。かなり前方にバスが故障してて。前を走っていたタクシーが俺の車線に入ってきた。たぶん50kmくらいで俺も走ってたと思うけど、タクシーよりは速かったし、雨のせいなのか、渋滞もしてなかったから隣の車線に移った。
 それっきり。
 

 唐突にハンドルが利かなくなって、当然ブレーキも利かない。ハイドロプレーニングってやつ?
 あんなん、カーリングだよな。
 やっぱりレスキューをやっているからか、あんまり驚かないよね。
 すぐ気がついたもん。ああ、こりゃあ自然に止まるまでどうにもできないなって。とりあえず、ミラーなんかでうしろとか確認しちゃったりしてね。
 そんで、だんだん車が右の方へと。
 そんで、前方からタクシーが、と。


 正面衝突。
 200mくらい滑ってたのでスピードがかなり落ちてたのと、タクシーもかなり前方で気がついてほぼ止まってたので大事にはならなかった。
 タクシーの運ちゃんも動転してたし、乗客のおばさんは泣いてた。
 救急車呼ぶ? とか、俺の方が冷静だった。
 乗客の人も変な人じゃなかったし、タクシーの運ちゃんもいい人だったし、何より、誰もけがした人がいなかったのが幸いだ。


 保険屋を待つ間、道路を見てみたら、水が緑色だった。
 やっぱり洗剤か何かだろうね。足で軽く払ったら、スンゲェ滑るし、ぶくぶく泡が立ってたよ。
 でも、タイ人に多い傾向で、頭が固いというか、そんなところにあるはずがないものを信じない。事実、道路が泡立っていて、目の前でほらって見せても、それは洗剤じゃないとタクシーの運ちゃんは信用しない。
 保険屋が来る間にジャンジャカ降ったスコールのせいで洗剤はすべて流れ、保険屋に「あんたが100%悪い」って言われるし。
 くっそ〜、洗剤め。


 タクシーの方は約2週間の修理期間が必要になりそうだった。
 タクシーの運ちゃんも、飯は食ったか、とか、起こったものはしょうがない、今度気をつければいいんだよ、っていい奴でさ。訊いたら1日300バーツくらいの稼ぎってことで、14日だから500バーツで計算すれば7000だけど、1万バーツあげておいた。


 事故は9時前に起こっているのに、俺のレッカー車は13時に現れた。
 どんだけ待たせる? 大雨の中、俺はずぶ濡れよ。
 んで、レッカー車の仕事内容などを聞きながらホンダ病院へ。買ったところも結構大きなセンターだったけど、そこではできなくて、マーブンクローンのところへ行けって。
 あったっけかね、ホンダ。
 と思ったら、サパーンフアチャーンの、前はニッサンだったところが全部ホンダに変わってた。


 仕事が忙しくて休むわけにいかないから、ずぶ濡れのまま会社行って、風邪ひいた。
 そりゃそうだ。
 でも、なんか、全部にキレたと思う。もうやる気がゼロになったよ。全部にさ。


 で、今日は早めに切り上げて。
 でもアムの顔を見たくなかったので、ハマさんを誘ってソイ・ランナムのウォーターバーへ。
 事故った話をおもしろおかしく。
 そんで、その他いろいろな話をしていた中で、ハニカミ王子の話になり、そういえば俺、ハンカチ王子も引き分けになった試合はたまたまライブで見てたなぁということを思い出し、っていうか、なんでも王子だな、と。監禁王子ってのもあったし。
 ということで、じゃあ俺もなんか、王子にしてくれよ、と。
 いろいろ名前を出しあった結果、ハマさんの出したこれに決定。
























『激突王子』
























 これからしばらくは激突王子と呼んでください。