バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

久々にゆっくりの休日・・・なのだが愚痴が出た

 今日は特に予定もなく。なので久しぶりにじっくりと本を読んだ。
村上龍の最後の家族。
 2回目。もう俺の本棚の小説などは全て読んでしまっており。残るは育児書とかそういった本なんだけど、必要なときに読むようなもので。紀伊国屋とかに行っても高すぎて貧乏人の俺にはなかなか手が出せるようなものでもないし、古本屋とか中古本屋とかはスクムビットの方にあるからあんまり行かないしさ。
 アムの姉が来てるからさ、久しぶりにゆっくりとした休日を過ごせそうだ。
 なんて思ってたら、なんか本の内容がダークだった。なんとなく引きこもりの話だったのは憶えていたんだけど、父親のリストラまであったとは。すっかり忘れてた。
 どんよりしてきた。
 いや、俺もこのままでいいのだろうか、と。ただの会社員でやっていってていいのだろうか、と。
 俺には夢がある。だからそれに邁進していけばいいだけのこと。
 とはいえ、家族持ちになっているわけで、そうとも言っていられないということもある。決して後悔をしているわけではなく、とても幸せな毎日ではあるんだけど、保険もかけておかなければならないわけで。アムだけだったら、俺を選んだおまえが悪い、の一言で終わるけど、ネネは選んできたわけじゃないから。
 なぜこんだけどんよりとしちゃったかというと。
 ここから愚痴になるんだけどさ。
 今の上司のやり方がおかしいと思うんだよね。だから辞めようかと。もうあくまで修復はできないところまできてるんだわ、俺の中で。
 休日とかさ、そういうのはいいんだ。レスキューもできるし、ULPの時間も取れそうだし。ただ最近忙しくて書く時間がないんだな。そこはどうにかなんないかね。
 書く時間が取れないのも明らかにやり方がおかしくてさ。
 会社自体はまあ小さくはないんだけど、バンコク支社の頭が上司ひとりしかいないからさ、結局その人の判断で全てが動くわけよ。昨年末に日本人が辞めてさ。いろいろな事情があったんだけど、その人と上司の関係が非常によくなかったことの原因がかなり大きい。そして次に入れた人もさ、すぐに辞めちゃったし。世界のビーチを転々としてきた37歳くらいの元旅行代理店のインバウンド業務をやっていた人。普通選ばないよね。そんで先週新しく見つけてきた人は経験者だって言っててクリーニング屋のマネージャー。うち商社ですから。まあその人は爽やかで長く続きそうな予感はあるけどさ。
 上司は基本的にタイ人を信用していない。おかげで余計な仕事をさせられたりさ。不必要なことをしたり、うそをついたりするのね。ビジネスの関係でさ、うそって必要なのかね。ビジネス上でうそって普通あるものなの? みなまで言わないのとうそは違うのはわかる。でもさ、そういうもの? 実害というかそういうのがなければいいんだけど、2年前に客にうそがバレて、うそつき呼ばわりされたのは俺だからね。まあ俺もその前にそれを止めるような動きができなかったのも悪いんだけどさ。俺自身がうそつきだと。でもそのころは正しいことをしても怒鳴られたりして、到底通常の関係を築ける状況になかったということもあったんだ*1。とにかくシンプルで正しい方法を取らなくて困る。基本的にびびりなのか知らないけど余計なことをするからあとの始末が大変になるんだよね。
 体育系なんだろうね、考え方が。俺そうじゃないからさ。世の中にはそうでない人もいるということもわからなければならないよ。前に客先に行く途中で食事したときとか、ショッピングモールの入り口から和食屋が遠くて別の入り口の方が近いって怒り出した。俺もおまえも知らなかったんだろうが? だったら怒る資格はないと思うんだ。自分自身にまず怒れよ、と。あとさ、居酒屋とか行っても食べやしないのに好きなだけ頼んで、残したらダメだよ、って。は? おかしくね?
 金が好きみたい。日本のどこどこに行ったら5、6万円かかったとか銀座のクラブで何十万したとか。ごめん、知らんがな。
 俺も辞める時期を逃したからある程度わかっている人がいなくて、結局困ったこととかほとんどが俺に回ってくるようになっている。
 今回人を入れるのに俺も面接とかしてさ、みんな経験がないのに俺よりいい給料を要求してて、それでも採用に向けて検討したりしているからね。候補で最高9万バーツだったよ。やる気なくなるわ。あとで人材派遣会社の人に聞いたらみんな別のところでちゃんと決まったんだって。じゃあ俺だって今のところよりはいい給料のところいけるでしょう、って思っちゃう。でもそこまではなくても今より5000バーツくらいなら少なくてもいいと思っているくらい。
 ただ、レスキューとULPと書くのとネネちゃんとちゃんと遊ぶ時間だけは確保したいんだ。そうなると、本当に転職しても大丈夫だろうかというものある。以前タイの会社で10万バーツ台で話があったんだけどタイの企業では大丈夫なんだろうかというのがあっていろいろと細かい話を訊きながら詰めていっている段階でほかの人を採用してしまったらしく立ち消えた。悔やまれる1件だ。
 夢に向かっているから会社員としてスキルを上げる時間がない。家族ができてしまったからもうそんなことは言っていられない。とはいえ、ただの会社員の営業でこの先大不況になってリストラされてしまったとしたら、なんて考えると本当に会社員でいいのだろうか。給料は多少少なくてもやっぱり「手に職」を得られるような会社だったり資格を狙うべきなのだろうか。
 そんなことを考えてしまった。いやぁ、今回は愚痴ったなぁ。でももう俺も限界なの、マジ。それにときどき不安になるんだ。外国にいてさ、どうなんるんだろうか、この先。自分だけじゃなくて子どもも守っていかなければならないし。考えてみたらさ、たとえば定年まで会社員をやっていたとしてリタイアしたらビザがなくなるわけじゃん。ネネもタイ国籍を選んでいたとしたら、俺だけビザの問題で日本に帰るのか? ってなるしさ。真剣に考えなけれなばらないよね。リタイヤじゃなくても、さっきのリストラでもビザの問題が出てくるし。あ、自営業っていうのはどうだろう。資金の問題が・・・・・・。
 今、悩める30歳です。


 さて、夜はランナムのシーフード。アムが言うにはカオサンが水かけ祭り禁止でランナムが今年のバンコクのメイン会場だと。なのでタクシーで行ったら全然やってないし。というか出がけにちらっとカオサンの映像が映ったのだが・・・・・・。
 エビが食べたいというのでエビの丸焼きを1kg。10匹だったかな。あとカニの大きいのも丸焼きで頼んだ。金が足りるのだろうか。
 ネネちゃんは子ども用の椅子に座りご満悦。チャーハンやらなにやらいっぱい食べてた。
 会計はギリで所持金内で。

*1:人間として最悪だった。今はまだましになった