バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ULPで再び空を飛ぶ

フライト中カメラ故障でピンボケ

 ソンクラーン休み2日目は再びULPに乗せていただきに。
 アムとネネちゃんとアムの姉と4人で行った・・・・・・のが間違いだった。アムにもULPのよさをわかってほしいなんて思ったのがいけなかったのか。アムにそんな優しさがあるわけがない。
 あまりの暑さに、車を降りた瞬間に激怒
 どないせえちゅうに・・・・・・。
 もう帰るという叫びを潜りぬけテイクオフへ。
 今回はフライト前に直進する際の風の吹き方で機をどのように立てるのかということとフライト前の機体の点検の仕方を教わった。まあ、いざひとりでって言われてもすぐにはできないけど・・・・・。
 とりあえず本気でライセンスを取得したいんだけど、現状、悲しいことに金銭の問題が・・・・・・。もうしばらくはS氏に教わりつつ、ゆっくり考えていければ、と。ネネちゃんを隣に乗せて飛ぶには、やっぱりネネちゃんもそれなりに大きくならないと。早くて10歳くらいかな、と考えているのであと9年。これだけ時間があれば金の問題も、そして経験も安全に飛ぶ分には大丈夫ではないかと、初心者的には思っている。
 さて、テイクオフ。
 バァァァァっとフルスロットルでさ、滑走路を駆け出すわけ。この瞬間と、そのあとの空へと浮き上がっていくところ。俺はこの部分がまずたまらなく好きだ。
 今日はまっすぐに飛ぶ練習をさせてくれた*1。ちょうど滑走路の近くにアユタヤへ向かう線路がまっすぐに伸びていて、それに沿って飛ぶ練習。
 先週もブログに書いたけど、これがまた難しいのなんの。目と体とバランス感覚と、って全身の何もかもを使って飛ぶんだもの。普段の生活ではありえない3次元だからさ、未体験の世界だもの。S氏が、人間は飛んでいるときは普段の3分の1程度しか脳が働かない、と何度も仰ってたのを思い出す。
 先週の初操縦から頭の中で何十回とイメージの中で飛んできたけれども、なかなか・・・・・・。当然だけどさ。そういえば、教科書なども貸してくださったのだが全然読んでない。というのは、自宅に持ち込むとネネちゃんに確実に破壊されるので車に置いておいて読んでいる。つまりは会社の行き帰りの渋滞の中で。複数部コピーして自宅で読まないといかんな、これは。
 さすがに3回目のフライトなので、少し余裕ができてきた。上昇気流でふわっとなった瞬間がわかった。
 しかしまっすぐ飛ぶにも、その風への立て方も頭ではわかっているんだけど、やっぱり機首を進行方向へ向けようとしてしまうし、バランスが崩れて斜めになってしまっていたり機首が下がっていたりとか逆に上がりすぎとか、難しいのなんの。
 あと自分でわかっている決定的な体の勘違いは、ラダー。右を踏むと右に行くわけだけど、逆になっている。なぜかというと、10代のころにちょこっとやっていたインラインスケートの癖。
 今日は20分のフライト。S氏がソロフライトで乗った20分の倍の燃料を使った。6リットル。重いのもあるにせよ、S氏の3リットルの倍っていうのは重さだけではない。やっぱり安定して飛べていないからスロットルをより使うことになってこれだけの違いが出たようだ。
 S氏を師匠と呼びたい。というかもうすでに師匠だよね。

*1:S氏は基本中の基本のまっすぐに水平に飛ぶということを課題として与えてくれた。先ほどの風の吹き方の件はそのための講義のひとつだったわけだ。S氏のフライトの話は聞き漏らしていてはいかんなと、操縦桿を握りながら思ったわけさ