バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

上海

 また物を受け取りに上海へ。
 今回は楽勝の空港7時間。10時間とかねぇ、前回の10時間+ディレイ4時間とか、そんなんと比べたら楽勝楽勝。しかも6月だからね。寒くないしね。
 今回は時間的都合で中国東方航空(MU)。7時に着いて14時発だとMU、10時間の17時発だとTG(タイ国際航空)。
 さて空港到着後両替もしないでマイホテル、いとしの4連ベンチへ*1。3連は微妙に足を曲げなければならないので4連が好ましい。
 爆睡。盗まれて困るものは何も持っていないので、大胆かつ華麗に爆睡。
 約束の10時に起きるとほかの人たちは寝転がるなんて下品なことはせず、ちゃんと座って寝ている。恥・・・・・・。
 そして無事荷物も受け取り、ちょっと腹ごしらえにいつものウードンの店へ。しばらくメニューを眺めたあとにちょっと気分を変えて違うものを注文。
 排骨麺。
 この排骨、パイコーとはどういう意味? いや、骨付きの肉がのったラーメンだったんだけど。俺は今まで字のごとく骨を排している、つまり骨がないのがパイコーかと思ってたが、どうやら違うのか? ひょっとしてスペアリブ? 肋骨辺りのこと?
 秋葉原の万世の地下のラーメン屋でよくパーコーラーメンを食べたことを憶えている。パーコーはまさに排骨ですわ。揚げてあってさ、むちゃくちゃうまいわけでもないんだけどよく食べたっけか。高1のときに昼休みに友人とチャリで走って行ったっけか。芸大と上野動物園の間にあるところから秋葉原の満世橋まで飛ばして食ってダッシュで帰る。午後の授業それでちゃんと出てたもんな。若いってすごいよな。今だったら確実に家に帰ってるわ。
 で、楽勝で終わって飛行機に。
 隣は結構かわいい上海小姐。ラッキー。何がラッキーって暑苦しくないし狭くないし。
 ちなみに飛行機はA320。小さい。小さすぎる。通路ひとつに左右3席ずつ。ビジネスクラスなんか計8席しかないからね。作らなければいいのに。あと下川なんとかってアジア旅行のこととか書いてるライターの人が乗ってた。
 今回、久々に中国を感じたよ。
 寝てたら食事の配布がはじまって。んでぱっと目を開けたらナントカカントカって中国語。
 は?
 でもずっと中国語。
「あの〜、English please」
 大きなため息。
 俺がしたいよ、そんなため息。は? って言ってる時点で気がつけよ。
 結局のところフィッシュヌードルorポークライスだって。フィッシュヌードルってなんだよ、気持ち悪いな。ヌードルwithフィッシュじゃねぇの。魚から作ったヌードルかよ。
 偉大なる中国サービスはそこで終わらなかったね。
 俺の前の席のひとりがインド人だった。以下ふたりの会話。英語だったのでちゃんとわかった。

スッチー「フィッシュヌードルorポークライス?」
インド人「私はベジタリアンなのでベジタリアンメニューを」
スッチー「フィッシュヌードルorポークライス?」
インド人「ですからベジタリアンで」
スッチー「違う違う、フィッシュヌードルorポークライス?」
インド人「それは食べられませんよ、私は」
スッチー「それは出発前に言ってくれなければ無理ですよ」

 いや、出発前に見た目で判断してとりあえず訊きに来いよ。TGなんかは絶対そうしてるぜ? この落ち度はお前らだろう、とスッチーを見るが、もうスッチーは間違っているのはそっちという姿勢を崩さないというどころか、間違いも何も、みたいな雰囲気。最初にベジタリアンだって言ったあとにそれを無視した時点でこいつスンゲェなぁと俺は見ていたわけだけど、上記の会話だけでなかなかのサービスっぷりを見せてとどめを出すからね。
 上の最後の一言のあとに間髪いれずにこう言ったんだ彼女。
























「で、フィッシュヌードルorポークライス?」

 だ〜か〜ら〜!
 最後インド人はパンだけ頼んでた。

*1:わざわざ寝る前にブログ用に写真を撮ったんだけど帰宅してボケボケで消去してしまった・・・・・・