バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

歯医者へ

 もう11月か。今日から乾期かね。ビアガーデンの季節。車も洗いたいな。
 もうそろそろ引っ越しの準備をしなければならない。バンコク郊外になるし、今のうちにほったらかしていた歯を治しておきたい。ブログの履歴で確認したらどうやら2005年の11月25日の夜にハイチュウで銀歯が抜けているようで、およそ3年も放置していたらしく
 ということで、重い腰を上げて歯医者へ行ってきた。
 サイアムスクエア・ソイ4にある、サイアムファミリーデンタルクリニック1。
 受付を済ませると靴カバーを渡されて2階へ。
 階段を上がりながら、だんだん緊張してくる。考えてみたら歯医者なんて15、6歳のときに行ったきり。そのときも確か銀歯を治しに行ったんじゃないかな。それ以降が虫歯もなく銀歯も外れず。15年ぶりか。嫌だなぁ。痛いのかなぁ。
 勝手に歯医者は30代の女性で、助手は20歳そこそこの色白美人と決めつけて行ったら、20歳そこそこのイケメン先生と20歳そこそこのイサーン系普通女子。なんだか裏切られた気分で着席。
 KENさんの知り合いに日本から歯医者の機材の営業マンがいるらしく、その人が言うにはタイの歯医者の技術は日本より高いんだって。保険とかないから、最新技術でがんがんやっちゃうんだと。客が金をかければの話だけど。
 だからどんだけすごい設備なんだろうと思ったけど、見た感じはそれほどでもなかった。俺がわからないだけだと思うけどさ。
 さて、今日はどうしました? の問いにうまく答えられない。歯医者関係のタイ語は知らないし。なにか言われてもよくわからない。
 で、結局銀歯を入れてもらうつもりだったのが詰め物をしただけ。タイ語は難しいなぁ。しばらくこれで過ごして具合が悪ければ銀歯にしてもらおう。
 腕は良いと思うよ。詰め終わったあとかみ合わせにも全然違和感ないし。
 ただ助手には参った。いや、腕が悪いとかじゃなくてね。
 ドリルみたいなので削るとき水が出るでしょ? あれを助手が吸い取るじゃんか。日本の助手はべこべこって頬の裏の肉とか吸っちゃったり、終わったあとの水も適当にずずずと吸い取ってはい終わり、みたいな。ここの子はちゃんと吸い取ってのどに流れ込んできて苦しいなんてことはほとんどなく上手に吸い取ってくれている。で、終わったあとも丁寧に吸い取ってくれるんだけど、それがおかしくておかしくて。ずずっと吸って、引っ込めたあとも水が残っているのに気がつくのかまたノズルみたいなのを口に入れてきてちゅちゅちゅと吸い取っていく。それを何度もやるから笑いそうになる。
 あと、丸く穴が開いた布を顔にかけてやるので、うがいするときリクライニングを起こしてもらって布を下に置くわけよ、俺が。で、また倒されて。そんときに自分で顔にかけるのもなんか変かなと思って助手さんにかけてもらうのを待ってたらなんか戸惑っている。布が俺の股間の上にあり、ズボンのチャックの部分がうまい具合に盛り上がってた上に盛り上がりの頂点がちょうど穴からコンニチワ。ま、誰が悪いって訳じゃないけど、考えすぎじゃね?
 奥歯の虫歯対策に金歯を薦められるが断る。
 それから歯の裏の汚れ、主にたばこのやにとかなのだが、を落としますか、と。これはもう5、6年前からやりたかったことなのでお願いする。
「少し痛いかもしれませんよ」
 って、スンゲェ痛ェ。うがいしたとき血だらけだったし・・・・・・。
 でもきれいさっぱり。
 歯医者行ってよかった。詰め物700バーツ、歯の裏の掃除500バーツ。このうち700バーツは保険で返ってくるので安いもんだ。