バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

2:27 事故発生

 それぞれが方々に待機のために移動。
 ボスら数人は先ほどの仲間の事故のところへ。
 俺とハマさんとA.I.さんと副隊長でスティサン署で待ち。
 ピンマイクを付けていて、なにもなさそうだからということでいったん電源を切る。
 A.I.さんが、大きいのによく当たるとか油断をしていると突然、なんて言ってた矢先に事故発生。
 ラマ9の無線に入るんだが、俺の無線は電波が途切れやすくて何言っているかわからない。しかし、ラチャダーで発生したということはわかった。
 そのとき、副隊長エンジンをかける。出動です!
 無線を聞いていると、どうやら負傷者は車に閉じ込められているようだ。
 現場はロビンソンの前。
 到着してみると、久々のどでかい現場であることはすぐにわかった。あたり一面にガラスが飛び散り、大破した車が道路の真ん中に止まっている。
 到着するなり担架の要請。駆けつけると女の子が血だらけでふらふらの状態。とにかく救急車に乗せる。
 救急車が走り去り、現場へ戻ろうとする。ハマさんらが血だらけの人を手当てしているからだ。
 しかし、ふと見るとひとり腕を押えてうずくまっている人がいる。誰も駆け寄らない。どういうこと? ちょうどラマ9の隊員も来てくれて、傷を確認するが、血は出ていない。肩を痛めているようだ。担架を急いで探すもどこにもない。そして誰かが見つけてきた担架で急いで運ぶことに。ハマさんが手当てしていたけが人も一緒に行くようだ。
 事故は緑のタクシーが彼らの車に突っ込み、弾き飛ばされた彼らは電柱にぶち当たり大破した。閉じ込められた運転手は我々の到着直前に運び出され病院へ。そして先の女の子と我々が運ぶ2人の計4名が負傷者。
 病院までは大渋滞の中、どうにか迅速に移動。
 病院もまた騒然とした状態。
 たまたま俺は現場でウロウロしたために状況をかいつまんで聞いていたが、ハマさんは傷の手当てにつきっきり。そんな中で運悪く看護婦に状況を尋ねられる。看護婦も状況を聞いて容態をある程度把握したいのだろう。ハマさんも車と車がぶつかったくらいしか状況がわからない。看護婦に電柱にぶつかったんじゃないのか、なんて言い返されていて、え〜? みたいな顔をしていた。