バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

母 来タイ 最終日

ネネ、後部座席で寝る

 早いものでもう母が帰国の日に。
 フライトは夜。
 昼間はセントラル・バンナーとその隣のビッグCへ。日本人の旅行というのはスケジュール詰め込みすぎててどうにもついていけない。ネネが生まれたばかりのころに母が来たときはダウンしたほど。で、今回の目的は自宅とネネに会うためなのでそうぎちぎちなスケジュールではなかった。というか、もう何度も来ているのであとは地方しか残っていないってくらい見ているので行くところも買うものもないっていう感じか。それだからパラゴンとかマーブンクロンとかいつも行くところには行かなかったし、せいぜいパタヤに行ったくらい。でも、こうなると時間が短すぎてもっとほかにもあったのにね、なんて気がしてくる。セーリーセンターやシーコンスクエアも行ってないし、自宅近くのレストランに行こうとしてたけどアムが疲れたからってMKに変わって結局行かなかったし。アムは日本式の焼き肉に行きたいとまで。4日間でアムの家族との会食とパタヤなどが入っていた上にMKを加えてどう時間を取れというのか。
 まあ、1ヶ月とか単位で旅行していたときもそうだったが、旅行っていうのは、ああ、そういえばあそこに行ってなかったな、とか、あれをやっていないな、と後悔と哀愁を背負いながら帰るのが常というもので。
 セントラルで昼はこれといってないのでフジレストランに入った。が、ネネが全然座ってくれなくてばたばたとした食事に。8番らーめんにしておけばよかったかも。
 そして友人への出産祝いのプラントイズのおもちゃを先日のベイビー&キッズで買ってあって、日本から送ってもらおうと、そのメッセージカードを探す。俺としては男友だち同士のやりとりにカードなんてどうかと、と。ドラえもんとかキティちゃんとかかわいい系のやつしかないし、オーバー30の男から男へやるにはちと痛い。実際、探してもなくてさ。俺自身はあまり買う気がなくて、母が、それは常識だから、と買え買えとしつこい。場所がわからないなら店員に訊けとまで。面倒だなぁ、と思ってたら母が近くにいた店員を捕まえた。
「メッセージカードとか、便箋みたいなのでもいいんだけど、ある?」
 思いっきり日本語だし。さすがに店員も、え? ってさ。
 最終的に、やっぱ書きたくないということで、アムが父へ書く手紙のセットだけ購入。アムは日本語はもちろん書けないので、タイ語で。父もタイ語を勉強しており、毎回、自分が来られないときはタイ語の手紙を託してくる。
 そのあとお好み焼きとか焼き肉とか餃子を作るのにちょうどいい丸形のホットプレートを買おうとパワーバイに行ったがやはりここもワートレ同様展示してあるだけで、もう売っていない。だいぶ前に送ってもらったお好み焼きともんじゃのキットは今しばらく冷蔵庫で眠っていなければならないようで。
 ビッグCの外にある服の屋台でアムが洋服を物色。俺とネネ、母がいると邪魔なようで、我々はフードコート横にあるボールプールの前で待つ。が、1時間くらい待っても来ない。どんだけ選んでるんだろうか。ま、よくある話で、買えないときはほしいのだが買えるとなるとどれもいまいちという感じで、1着しか買わなかったようで。
 夕方になったので、近くの市場で食事を買ってきて食べる。ネネは後部座席で寝てしまったので、俺は車で待ってた。まだ来たことがないんだよね、近所の市場。
 そして、21時、自宅を出発。今回も前回の父来タイ時同様にアムとネネも一緒に行く。
 チェックインは日本ですでに済ませてあり、荷物をあずけるだけ。ラッキーなことにビジネスへのグレードアップもしてくれて。
 2階のブラックキャニオンで軽くお茶をして、母帰国。
 俺らも自宅に戻りすぐに寝た。
 次はいつ会えることやら。