バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

3:15 乱闘

 その後エッソに着き、無数にいる蚊と闘いながら、ハマさんと下ネタや回転寿司の話で盛り上がる。
 3時過ぎになって近くのパブが閉店になり、にわかに外が騒がしくなってくる。
 そんな中、明らかにおかしい騒ぎ声が聞こえはじめ、数人の若者がエッソの敷地内に落ちている石などを拾って戻っていく。
 もう、死ね、ばか、と。なんでこう楽しく酒を飲めないのかね。なんかストレスたまっているのかな。
 それにしてもその石を拾っていった若者たち、ひょろひょろで弱そう。走る姿もなんか運動音痴を臭わせているし。石投げようとしたら手が折れるんじゃないかね。
 ボスともうひとり同行の隊員はまだこの時点ではなんにも気がついていない。車の中にいたのでね。俺とハマさんは外にいたから、あいつらなんかはじめるね〜、と。
 しばらくしたら、怒声と共にさっき石を拾った奴らが逃げていく。3人。追いかけるのは約10人。でもなんか遅い。俺なんか思わず、遅ッ! と叫んだくらい。
 にもかかわらずひとり捕まり、ぼこぼこにされてた。木とかでも殴られてたし。
 我々は警察ではないので、止められません。特にアホの酔っぱらいのけんかなんか止めた日には我々だって怪我をする可能性があるでしょう? ああいう奴らは死んでしまえばいいのです。もっと違う犯罪であればともかくね、酔っぱらってのけんかはもう止める価値もない。
 そのうちリンチは終了し、みんな退散。殴られてた方もどうやらタクシーを捕まえて逃げたようで。