バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

3;35 乱闘2

 同じ関係なのかどうかわからないけど、今度は女の子を含めた数十人の集団がエッソに来て口論に。内輪でもめてるんだかなんだか。

 女の子のけんかはいつも内輪っぽくてよくわからのだけど、これもまたさっきのリンチのようにえげつないけんかをするんだよね。
 だいたいタイ人のけんかってのは1対1っていうのはほとんどないからね。汚い。
 んで、しばらくもめてたと思ったらやっぱりつかみ合いがはじまって、ひとりの女の子を5、6人で蹴ってた。頭とか顔を中心に蹴るから嫌だよね。
 ホント、卑怯で汚くてさ、見てて怒りで体が震えたよ。もう可能であれば手榴弾とか投げて全員殺したい。
 そのうち、最初止めていた男たちもなんだか口論がはじまって、もみ合いになってた。
 と、そこへバイクが登場。仲間に呼ばれたのか全然関係ない奴らなのかは不明。
 また、そのバイク組を含めて口論になって。
 ちょうど俺の視界正面に立っている兄ちゃんに向かってバイクに乗ってきたえんじ色のTシャツ着た兄ちゃんが指を指して怒鳴っているようだが何言っているかは聞こえないし、正面に立っている兄ちゃんでえんじの顔とかは見えない。
 さすがにこんだけの騒ぎになっているのでボスも気がついていて、様子を見ていたのだが、急に「あ!」って車のドアを閉めた。
 そんで見てたら、その視界正面兄が後ずさりして。
 よく見たら、えんじ兄、指を指しているんじゃなくて、銀色のリボルバーを正面兄に突きつけている。出ました、拳銃です
 って、俺、思い切り弾道に立ってね?
 というわけで、ハマさんらと急いで車の後ろへ。
 危ねぇ。黒豚危機一髪だったわ。
 しかし、あれだね。酔ったけんかで拳銃出すなんてさ。あれで引っ込みがつかなくなったら撃っちゃうんでしょ。もう、何も考えていないんだね。たったそれだけのことで、十何年も刑務所で過ごすことになるんだぜ。頭が悪すぎて悲しくなる。
 中南米とかアフリカの貧しい村出身のゲリラとかの少年兵は教養がないから銃を手にした途端、家族や近所のよくしてくれた人たちに支配的な態度を取るのが多いんだって。
 警察とかもそんな感じの人もかなりいるようだし、ああいう脳みそがあるんだかないんだかわからないような連中も同じだ。
 ちょっと話は変わるが、飲食店などのサービスが酷いのもそれに理由が近いのではないかと思う。田舎の貧しい人たちがそういう仕事に就くでしょ*1。それでどうせそんなんだからと雇う側も教育をするわけでもないし。タイに限らず、日本だってそういう感じなのが当てはまるところもまだまだあるでしょう。
 結局発砲もなく、警官も10分後くらいに到着。すでにそのときにはほとんどいなくなってたが。今回遅かったのは別のところでやっぱり逮捕者がいたからかと。みんな同じ方向から来たし、パトカーには後ろ手に手錠された逮捕者が乗っていたし。

*1:日本でタイ料理屋でバイトしてたときにタイ人留学生のバイトは皿洗いとかの仕事が恥ずかしくて、電気消して外から見えないようにやってた人もいた。留学生は金持ちの人が多いからね