バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

タイ語スランプ中

 最近、タイ語の発音が変だ。
 タイ語は声調が5つあって、アルファベットやカタカナで書くと同じなんだが、その発音が違うと全く意味が違くなる。タイとの難しいところはそこで、どんなに急いでいようが叫んでいようがその声調でないと相手に通じない。察しがいい人はわかってくれるが、なかなか通じなくて大変。
 また、タイ語を勉強すると多くの人が混乱するのが平声。つまり普通の音。低声は低く発声し、高声? その逆*1。そのほかに低声からせり上がるのと高声から下がるのと。これら声調に絶対音があるわけでもないし、勉強していると普通を発音するのが難しくなってくる。上がったり下がったりを意識してるので、平声がなんだったかわからなくなるんだね。
 それから息を吐きながら言うTや息を出さないでいうTとか。有気音、無気音っていうんだっけ?
 母音もいっぱいあって、ただあいうえおがひとつずつあるわけではない*2
 よく言うのだが、日本語は書くのは難しいが話すのはそれほど難しくない。タイ語は書くのは簡単だが話のは難しい。
 最近、なんかタイ語が変になってきて。
 まず文法ね。わけわかんなくなってて、察しがつくようになっているアムでさえ「は?」って言う始末。
 あと声調はなんとかなっているんだけど、有気音と「お」の発音。部屋のホングとかの「お」じゃなくて電話のトーの「お」。
 たとえば6のホックとか、毎回口をすぼめ過ぎているのか「ホック」のホって言った瞬間、ぴゅ〜って音が出ちゃう。口笛になっているのね。
 会社で数字っていうのは当然出てくる話だけど、そうなると自分でも嫌になる感じ。たとえば3650バーツとか言うときも
サームパンぴゅ〜ローイハーシップバート
 みたいな。
 なんでこんなことになっているんだ。

*1:厳密には低声の逆ではないが

*2:母音が9つという本もあるけど、あれは外国人から見るとそうなるだけで、タイ語で考えれば、それぞれに長母音と短母音があり、それだけで18になるよね。タイ語を考えるのにタイ語、つまりタイ文字をベースに見ればそうなる。さらに「イア」とか「ウア」の複合母音もあるから、母音だけでも相当数