バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

0:04 空気が凍りつく事件発生

 先週のマラソンの警備のときにどっかの寺のお布施を頼まれた。なんか寺を建てるとかいろんな理由でそれぞれの田舎から要請があってちょいちょい頼まれるんだよね。5回の内1回くらいしか出さないんだけど、出しても20バーツくらい。今回は隊長一族からの要請のようで。
 で、先週俺は封筒にアムとネネと俺の3人の名前で20バーツ入れて出したんだわ。
 ハマさんは出してなかった。
 それでボスに出せって言われて、ハマさんは20バーツを出そうと。したら、そんなんいらん、とか、給料いくらもらってるんだ、それなのに20バーツかよ、って。
 ハマさん、キレた
 そもそもね、気持ちなんだから出す出さないは出す人の判断だし、金額なんてそれこそ文句言われる筋合いはないだろうし。
 いったん、なんにもなかったんだけど、しばらくしてまたボスが蒸し返して、ハマさんが日本語でキレまくった。さすがのボスも顔が引きつったし、周りなんかもっと凍ってた。口が達者でときどき頭くる奴がいるんだけど、そいつなんかは他の人の影でボスから見えないところに隠れた(こいつがちょっと煽ったのもあるから)。
 ま、一番凍ったのは俺なんだけどね。だって日本語で言ったらみんな俺に訊くじゃん?
 で、まあ今金がないから、って言ったら、ボスも後には引けずいろいろと言ってた。そんで、ハマさんが今度はタイ語で「銀行に行けば金はあるんだよ! 今ここにないんだよ!」ってキレたら静かになった。
 それから土砂降りになって雨宿りしてたんだけど、みんな、俺に話しかけてきてハマさんの様子を探っていた。