バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

2:19 けが人?

 通報がありラチャダー・ソイ6前に。
 道路の真ん中でホットパンツの色白ギャルが倒れている。男が抱えているようだけど時折痙攣したりして、男が大騒ぎ。さらにこいつが俺らにまで悪態つきはじめ、みんなで撤収しようとする。
 で、いったんおとなしくなり、ギャルを担架に乗せようとしたらまた叫び出す男。うぜぇ、こいつ超うぜぇ。そしていつもは温厚な隊員がぶち切れそいつを車の影へ連れて行った。戻ってきた男はさっきとは打って変わって聞き分けのいい兄ちゃんになってた。なにを言ったんだろうか・・・・・・。
 さて久しぶりの搬送。
 しばらくギャルはおとなしかったが、男がなんかしつこく女に話しかけたり抱きついてみたりチューしてみたり。いったいなんなんだ、こいつは。これでこの男が彼女の恋人でもなんでもなかったら爆笑だなぁ、なんて眺めていたら、病院はまだか! とか言い出す。うるさい。これでいったん納まったけど、今度は、彼女が息していない! とか。どうしようどうしよう、って。うるさいわ、まじで。まずどけよ、と。そう言ってもどうかないので、あんまいけないんだけど、小突いた。どけ、と。
 どいたところで鼻と口に手をかざしてみたら本当に息をしていない。ええ!? というか、人工呼吸しちゃおうかしら! と。でもまあ、まずは心臓だよね、と思って胸を触ってみたら*1、急に息を吹き返した。
 そっから病院に着くまでまたギャルが暴れ出した。とりあえず脚を押さえてみたり、腕を押さえてみたり。ホットパンツの下と上からパンツを見せ見せ暴れています! 同乗の各隊員の中高生くらいの娘息子ふたりも、もうすぐ病院ですから! がんばって! なんて急に叫び出す。俺傍観。いやいや、このギャル、確実に演技だから。確かに酔っぱらっているけど、そこまで酷くないから。この男の気を引きたいか、逆に嫌かどっちかで倒れてみたのに救急車呼ばれちゃった、みたいな感じだと。

*1:おっぱおという意味の胸ではなく、胸部ね。本当にやらしい意図はなく(当たり前だが)心臓が動いているか触った。で、まあ言っておくとその子がりがりだからおっぱおなかったけどね