バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

2:19 傷害事件

 さて何時に帰ろうかと。
 ボスは早々に帰り、副隊長と店長と一緒にいたんだが、店長はもうそろそろ帰ると言うし、副隊長も3時には帰るって。
 無線ではラチャダーのロビンソン前でナイフによる傷害事件が発生。
 もう帰ろうかなぁというときに近くで傷害事件発生。
 現場に急行する。
 場所はソイ・ミットゥナー20の屋台街。
 若い兄ちゃんがシャツを巻くって座っているので背中を切られたんだろう。手袋をはめている横で酔っぱらった別の兄ちゃんが体ごと屋台のスープ鍋に突っ込むなど、なかなか愉快な現場。
 さて背中側に回ってみてあらびっくり。バックリです。どれくらいバックリかというと、成人男性が手を広げた面積よりもずっと大きく。さらにすっぱりと皮膚と脂肪が切り裂かれているため、筋肉が露わに。もうね、人体解剖図の筋肉の図解みたいに筋肉繊維がきれいに見えるのよ。あとでハマさんと話をしてたんだけど、あれはなかなかの刃物使いが犯人だと思う。侍だよ、侍。

 この筋肉繊維は撮影したいと思ったけど、なかなか前で手当てしていると写真撮れないね。現役看護婦が来ていたので大きい方は彼女にやってもらい、俺とハマさんと店長で腕の小さい傷を手当て。
 警察も割かし早く来て、事情聴取をして犯人を追う姿勢だった。
 手当終了直後にハマさんが、あそこの青い子かわいい! って。確かにかわいい。というかよく見ると屋台でみんな普通に飯食っているし。よく食えるな、あんな状況で。