ラベンダー

　アテンド最終日なのに、O君とふたりでタニヤに。
　どこにすっかなあと、たまたま足が止まったところで声をかけられたラベンダーという店に。いつも来るたびに、ああ、前に来たことがある!　ってなる店。
　個室はなくて、総面積自体が非常に狭いんだが、いつ行っても客が多い。
　という印象があったけど、客いないわ、女の子もいないわ。5人くらいしかいなかった。
　いつもの癖で、さあどうします!?　なんて。他の人と行くと好みがみんな厳しいからね。俺なんかはそこにある与えられた選択肢の中でいいのを探す努力をするけど、普通の男性はあくまで自身の基準以上を行かないとダメみたいね。
　こんだけしかいないし、O君もほかにするかな、なんて思ってたら急に選び出した。
　で、俺もその中から選んだわけだけど、意外とよくてね。入店半月で、一度も指名なし。すごい。ここまで来たら普通辞めると思うが。ひな壇のところでは眉毛がつながってて両さんみたいになってたけど、薄暗い席のところではそこまで気にならない。話し方もわりとかわいかった。
　で、またO君に歌わせ。うまいなあ、この人。
　結局O君自身もつぼったのか、2時間もいた。
　また来たいと思った。