バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ビザ延長と本部と夜遊びと

 今日は有給休暇。休んでいるようで実はあまり休まない俺。有給がまだ12日くらい残ってて、それを消化する。去年は3月に一気に同じくらい使ったため、週休3日から4日になったので、今回は1月から使っていこうと。
 ちょうど父のビザの延長の時期なので、午前中、早速イミグレに。
 したら、延長できなかった。住居登録証とかアムのIDカードがないからって。そのために居住先の届け出しているのに、そんなん意味ないじゃんか。
 今度から延長とかそういうのは全部バンコクでする。話にならない。
 結局、夕方書類持って父がひとりで行った。それでやっとOKになったが、延長が今日から30日だって。普通は入国日からトータルで90日のはずだけど。そういうマイルールで仕事をするっていうのが、もう怒る気も失せる。
 で、なんで父がひとりで行ったかというと、桃アレルギーを出してしまい、家で死んでたから。
 昼飯食べて、冷蔵庫に桃の缶詰があった。2週間くらい前にネネに食べさせようと買ってきたんだけど食べてないし、まあ、食べちゃおうかなって。俺は桃アレルギーなんだね。16歳のときに突然なった。それまでは普通だったし、桃が大好きだったんだが。あるとき急に気管が狭まって息ができない感じになって、体中が痒くなる。いや、体中が痒くなるというか、そのままだと平気なんだけど軽く触ったりするとそこが猛烈に痒いというか痛くなる。顔もぱんぱんに腫れあがる。最初はなんだかわからなくて、2回くらいなって、あ、桃だ! って気がついて試しに桃食べて死にかけた。ただ、実の方だけで缶詰とかは平気だった。だから今回も桃と知っていたし、アレルギーもわかってたけど大丈夫だと。
 10分くらいして、耳の奥が痒くなってきた。そのときは単に耳かきで掻いてたりしてテレビ見てたけど、さらに5分くらいでなんか息苦しさを感じ始めた。すぐにわかったけど、もうどうしようもないんだよね。そっから2時間くらい、息がぜいぜいして、手のひらとか足の裏とか刺激を受けているからそこから痒くなるし、顔も腫れ上がっておっさんみたいになっているし。
 マジ、死ぬかと思った。
 で、もう20年近く桃を食べていないし、そういうアレルギーだって知っているのに、今回初めてネットで検索してみた。
食物アレルギー - Wikipedia
 特定原材料に準ずるものとして、ちゃんと桃が出ているのね。





 顔が腫れ上がって、夜、本当はハマさんやTちゃんらとお互いに今後いろいろとやっていきたいことの打ち合わせ的な飲みをしようということだったが、キャンセルさせてもらおうと。が、レスキューのボスから電話があり、今日、次の2年間の隊員証の引渡し日だって言われて。
 顔の腫れはだいぶ引いたけど、まぶたがすごい腫れている。なので、サングラスして行った。普段は車を運転するときしかかけないのに、なんか恥ずかしかった。
 本部のボランティア隊員を管理する部署で受け取り。何人か来てて、おっぱいに顔を近づけすぎて乳首でも刺さって目が腫れているのか、とか言われる始末。
 隊員番号が010から012に変更された。前に更新する話があったときに頼み込んでいた件を受け入れてもらえたみたい。010ってスーン・ヌング・スーンなわけだけど、これが無線ではスーン・ヌング・ソーンに聞こえるみたい。なんでそうなるのかがわからないんだが、たしかにハマさんが無線で俺の番号を言っているのを聞くと地声ではスーンって言っているんだけど、無線を通すとソーンに聞こえる。要するに日本人にヌングのあとのスーンは発音しづらいのだろう。で、変えてもらった。でも、これで今度はスーン・ヌング・スーンに聞こえたりして。






 ここまで来たので、サングラスしたまま飲み会に参加。場所はタニヤのうおむら。
 楽しいお喋り、今後の展開などを話し合い、カラオケに。
 ラベンダーに行ってみたがあの子はおらず、さいあいに。さいあいにも気に入ってた子がいたけどいなかったが、ここで飲もうということで。
 Tちゃんはやっぱりこういうところに来ると威力を発揮する。ボーイッシュなスタイルだが顔も声も女なのでみんな注目するんだよね。興味津々というか。で、一番かわいい子を選んでいき、170cmの女の子がいるって言われてどの子って聞いたら、勝手に俺がその子を選んだことにチーママにされてしまい。ハマさんは全然喋らない蛇みたいな女の子を選んできた。かわいいんだけど、蛇なんだよね。
 ここで盛り上がって、みんなでカラオケ合唱するわ、踊るわ。結構楽しかった。もうあと何時間いてもいいってくらい楽しかったな。
 こっからが激しかった。
 帰ろうと思ってて、スリウォンまで来て。気がついたらハマさんとTちゃんが女の子と話している。知り合いかと思ったらそうでもないみたいだし、早く帰ろうぜ、なんて思って見てたら、ディスコ行くぞ! とかなってて。俺は行く気はなかったのでラマ4の方に歩き出したら、その女の子の知り合いみたいなのと合流して、向こうが総勢8人くらいになっているし。どうやって行くんだろうって、って思っててタクシー乗り場についたら、全然違うおばさんと女の子がふたりしかいなくて、俺も無理やりタクシーに乗せられてディスコに。
 最初行く気はなかったけど、皿井さんから聞いたボッシー・パブというところだったので見るだけ見て帰ろうと。
 場所はエアポートリンクのマッカサン駅? の前、線路を越えてシーアユッタヤ通りに出る手前にあるショウギョウタウンハウスの奥。全然知らなかったわ、こんなところ。タクシーも、店がタクシー代を出すのでただ。お店でもそのおばさんが全部出してくれてただ。アムと知り合う前、遊びまくってた頃はこんなこともたまにあったけど、久々にすごい展開だったわ。
 店内は広め。客もいるけどぎゅうぎゅう詰めじゃない。ステージにはゴーゴーみたいなバーがあったり。白人の客がほとんどでタイ人女性も夜系が多かったように見えた。
 しばらくしてハマさんとTちゃんがいなくなってて、捨てられた! と思って、おばさんに、今日はありがとうございました、またよろしくお願いします、とか挨拶。友だちはみんな帰ってしまいました、って行って振り返ったらハマさんが普通に飲んでた。でもTちゃんは本当にいなくなってた。ハマさんが言うにはTちゃんは外で飯食っているというので、おばさんに少しだけでもお金を渡そうとしたけど、断固拒否された。以前ならラッキーで帰ったけど、なんか悪くて、何度もお礼を言って帰った。
 Tちゃんが座っている屋台でトムヤムクンを飲んだら、鬼のように辛かった。ほかにゴーヤの炒め物。これはおいしかった。
 タクシーに乗って帰った。朝4時頃。一度もアムから電話なし。
 そういえば、最後の屋台の金は誰が払ったんだろう。