バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

バカラ行って

 今日、今年頭から抱えていた問題の山を越えた。先が見えてきたのでこれで少し楽になりそう。
 で、日本から監査の人が来てて、夜食事をしてカウボーイに行った。
 夕飯はグランミーのビルの下の朋友。ここの焼肉食べ放題。アソーク辺りから焼肉というなら金太郎とかトラジの方が全然いいに決まっているけどね。
 しかし、あれだね。焼肉ってのは、自分の年齢を再確認に行く場所だね。自分が思っているほど食べられなくて、頼み過ぎた分にひいひい言っちゃう。行くたびに食べられる量が減っていくから、なおのことおっさんになっていくのだな、と。
 さて、ソイ・カウボーイだが、どうも監査の人は昨日バカラに行って気に入ってしまったようで、今夜もバカラ
 2階の席がいいというので、2階に行くも満員状態。平日の21時だよ。早いなあ。日本人が多かったかな。なんか若い人が全然いなくて、おじいさんみたいなのがやけに多かった。元気だ。みんなぶすっとした顔してたけど、目は輝いていたわ。
 席がなくてとりあえず奥の方へと進んでいったら、テーン! って。呼んでいるというか「あ、テーンだ!」みたいな驚きのニュアンスっぽくて見てみたら、俺も同じくらいびっくりしたわ。10年前にパッポンのキャメロットにいた女の子。当時16歳だったからね、さすがに大人っぽくなってたけど、面影はあった。声かけられなかったらわからなかったと思うけどさ。っていうか、よく俺のことがわかったな、っていうのが一番の驚きだったわ。当時20代前半で、今より40kgも細かったんだぜ
 お客さんがいたようでしばらく来なかったんだが、途中からやってきた。
 当時からさばさばした感じがあったんだが、そこは変わってなかったなあ。
「名前言ってみ」
「ノングでしょ?」
「そう。で、太ったね」
 こんな感じ。刺青を見て、変わったね、って言われた。あの頃はまだしてなかったんだな。
 結婚した話をしたら、経緯を根掘り葉掘り訊かれた。
 すっかり忘れてたが、そういえば当時わりと仲良くしてたが、ノングと同じ村出身の子とよく会うようになって揉めたんだった。そのことをちろっとなじられて思い出した。
 あと、ノングとセットで来た子も見たことあるなあと思ってたら、レインボー3にいた子だった。まだできたばかりの頃で、そこで仲良くしてた子の妹分で。
 どうもこのふたりはレインボー1で知り合って仲良くなって、一緒にバカラに移ったみたい。ちゃんとそのレインボー3で仲良かった子とも知り合いだし、俺が友だちだということもちゃんと知っていた。恐ろしい。こういうのがバンコク夜の女の光よりも早い通信網のデータベースになっていくんだな。っていうか、そのレインボー3の子と付き合ってたことになっているし。微妙にエラーのあるデータなのね。たしかに仲良かったけど、当時から彼女は取っ換え引っ換え日本人と付き合ってたしなあ。
 バカラのノングだが、まだ26歳。10年のキャリアがあるって結構すごいな。
 バカラ、行きやすくなったな。知り合いがいると変なトラブルも少なくなるし。来週も行ってみたい。