バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ラオス 6日目

メーヤー

 今日はウドンへ移動。
 午前中にビエンチャンで終わっていない素材集めをして、バスターミナルでチケットを買う。1時間後のバスに乗れそうなのでダッシュで宿に戻り、荷物をまとめた。
 その時点で不要なキップはタイ・バーツに両替。で、トゥクトゥクがバスターミナルまでは3万キップだって。ざけんな。タイ大使館までで3万なのに。っていうか2万しか持ってない。それを言うと、じゃあ俺が連れていってやるって。ラオスのいいところは人がいいんだよね。ずっとこの国にはこうであってほしいと思う。タイにはもうそういうのはない。優しさとか謙虚さがラオスにはまだまだあって、居心地がほんとうにいい。
 バスターミナルについたらもう出発直前。来たときと同じバスで同じ乗務員だった。
 隣に日本人が来て話してたら、前の会社の取引先の日本の人だった。





 夜、KENさんと合流。今日ウドンに移動してきたのはKENさんと会うため。
 まずはメーヤーというタイ料理屋に。トゥクトゥクに連れてきてもらったんだが、有名店みたい。外から見るとそんなに大きくないレストランだが、中がやたら広かった。


 いくつか頼んだ中で、上のラープ・プラードゥク(なまずの炒り米和えサラダ)とネーム・シークロン・ムー・トートがうまかった。普通ネーム・シークロンの方は酢漬けのスペアリブであるネーム・シークロンの揚げ物だけど、ここのは米のネームを揚げたものとシークロンを揚げたものだった。なんだこれ、って思ったけどうまかった。ビールも冷えてた。
 そして置屋を見て周り、駅に近い場所にあるバービア街に。適当に入って座る。おばさんふたりとプーケット出身の若い子とどうもオーナーのような白人の爺さんがいる店。白人の爺さんは体格が良くて目つきが鋭く。睨みつけるような顔で話しかけてくる。で、横に鐘があったので鳴らした。タイのバーにはどこでも鐘があって、鳴らすと店の従業員全員にドリンクを奢ることになる。ゴーゴーとかでやったら大変なことになるわけだが、ここなら爺さん入れても4人だし。KENさんがカンカンってやっているのに、いいんですか? って。なんて人がいい店なんだ。しかも、爺さんと若い子はビールだったが、おばさんふたりは牛乳。
 会計がどれくらい行くかなと思ったらたったの500バーツだった。俺だってビール2杯飲んでいるのに。
 その時点で閉店になったので、その店の若い子に近所の流行っている店に連れていってもらった。
 やや早くて人がいなかったが、徐々に入り始め。女の子が隣の席に座ったのを見て、その連れてきてくれた若い子が、若い子来たよ、って俺とKENさんに。それを見てKENさんが、
全然若くないよ
 って言った瞬間に店の音楽が止まって声が響いてた
 その後その子は帰ってしまったんだが、隣の子のひとりが絡んできた。全然かわいくないんだよ、こいつ。で、俺とKENさんの間に立って肩組んできたり、よく交差点とかで売っているお守り用の花輪みたいのを首に下げててそれが干からびていることを指摘するとひっぱたいてきたり。本人は俺らに絡みつつ、イケメンの白人にアプローチして相手にされてないとか。連れの女の子は顔が似てて妹かなと推測。そいつは花輪を頭にしてるんだが、ふたりとも剛毛っぽい。なので、剛毛シスターズと名付け。
 で、妹の方はおとなしく座ってたのに突然踊り始め。しかも、なんか古臭い踊り方。それを見てKENさんが、なんか60年代のヒッピーみたい、とか言い出し爆笑。
 姉の方は酒が飲めない。お湯と一緒にオレンジジュース飲んでた。
 KENさんと遊びまくってた11年前はバンコクにもこういう変なのがいっぱいいたが、最近は見なくなったねという話をした。まあ、あまり遊びに行かなくなったというのもあるけど、昔はそこら中に変なのがいて、飲んでいると絡んできて厄介なことになることがしょっちゅうあったものだ。最近はそういうのないね。そもそも向こうから話しかけてくるということが少なくなった。まあいいことだけど、懐かしいな。