バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

授業参観

 全然知らなかったんだが、今日はネネの幼稚園の授業参観だった。そういえばだいぶ前にアムが言ってたような気もするが、行かなくてもいいって言うから行かないつもりで忘れてた。
 で、朝になってネネが言うから、まあ気分次第かな、なんて思ってて。そんで、幼稚園に朝ついたときに何時からか聞いたら8時からって言うし、その時点で7時半だし、じゃあ、見ていくか、と。ネネが来てほしいって言ってたのに行かないのはかわいそうだし。
 結論から言って行ってよかった。まず、教室に入っていったときにネネがぱっと嬉しそうな顔をした。うしろの方を歩いてたから、ほかの親がいっぱい入ってくるのにいないからがっかりしてたんじゃないかな。そこに俺がいるのが見えたから。あと、ほかの子の親は少なくともひとりは来ているみたいだったし、工作の時間はみんな親と一緒にやってたから、ひとりだったらかわいそうだった。今度からこういうのは出ないといけないね。
 まずは英語。インド系の先生が担当。結構笑ったな。ライオンの発音を散々直すんだがタイ語発音になるんだよね。タイ語のイントネーションはうしろにくる。たとえば「ライン」ってオの部分にアクセントが来る。それを先生が何度も「オン」ってやるんだけど、What is this animal? って訊くと、
イッツ・ア・ライ
 って全然直らない。
 あと、Sheepの綴りを発音させると、
「エ〜ス、ヘ〜チ……」*1
 ってみんなに合わせてゆっくりと子どもたちがやるから、
「違う、エス! エッチ! イー! イー! ピー! って素早く答えなさい!」
 って。
 あと、動物の鳴き声をラジカセで流し、これは何? ってやつ。こうもりの鳴き声なんかわかるかい!
 そのあと、工作というかサイエンスの授業なんだろうけど、始まりがダンスだった。
 あと、俺がネネの父親であるということをみんな知っている。俺は誰も知らないのに。今日、こんなことになるとは思っておらず、よれよれの穴あきポロに軍パンのハーフパンツ。刺青も丸出しだし、こんな親、ほかにおらんかったよ。恥ずかしい……。
 工作ではペットボトルに油や水を入れて海を作った。油が黄色過ぎてどうなの? と。あと、この授業も英語だった。全部英語でやっているのかな。授業中なのにいつの間にかネネがいなくなってて、探したら、教室のうしろで写真を撮ってたおじいちゃん(父)にまとわりついてた。
 で、最後にネネが来てほしがった魂胆が。この授業参観は終わったら帰りたい人は帰っていい。ネネも帰るつもりだったようで。








 午後はもうひとつの授業参観。
 アムの運転免許の練習についていった。タイではうしろの席に普通に座っていい。
 超オンボロの車。アイドリング時にハンドルを切ると、パワステの電力消費分がどうもスパークプラグの電力を持っていくようでエンストする。最初、オートマでエンストさせるなんて、さすが俺のアム! なんて思ってたけど、単にボロいだけだった。今日は縦列の練習だったんだが、ハンドルを切るたびに教官の兄ちゃんがエアコンをオフ。もう切ってればいいじゃんか。
 アムは思っていたよりも運転できてたが、シーナカリン通りを真っ直ぐに走れないのは怖かった。あそこはだいたい80〜120km/時でみんな走っているけど、そこを30km/時とかマジ勘弁。
 ネネも一緒に行ってて、後半ネネが俺の手に座ってくるのを気がつかれないように抜く遊びを延々してた。







 帰り、近くにある日本のケーキを出す店でケーキを買ってたら、3月に姉が来たときから探し続けている移動ステッカー屋台を発見。車で追いかけて、やっと買った。報徳堂のステッカー。

*1:タイ人はHをヘッチと発音する