バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

スフィンクス

 女性オートレーサーが亡くなってもう数日が経った。レスキューをやっているときも思うんだが、人が死んでも時間は止まらないということ。もちろん家族や友人、関係者らにはその人の死というのは深く刻み込まれる。俺も20代前半のときに親友が自殺してしまったことが、今でもずっと心の中に引っかかり続けている。もう15年近くが経つというのに、よく思い出すし、夢にも出てくる。それでも時間は止まらない。




 今夜で3日連続夜は外食。仕事絡みだったり今後のヒントをもらうためだったり。



 
 下の子がラオスから戻ってきた日にどうも俺を忘れたようだった。全然見ないし、視界に入ると目を逸らす。抱っこしても腕を突っ張って仰け反っているし。ネネの幼稚園に迎えに行ったら、先生助手らには笑顔を振りまいてたのに、俺には完璧な無表情。
 さすがに帰宅3日目なので憶えてくれたようで今は笑いかけてくれるが。
 もう7ヶ月になるからだいぶ力もついてきた。寝返りは余裕だし。すでに一度ベッドから転落済み。俺がカンボジアに行っているときに。昨日も落ちたようだがそのときはガードの枕が先に落ちたのでノープロだったようで。
 そろそろハイハイ行くかな。ネネがハイハイしだしたのがいつだったかは憶えていない。1歳の誕生日のときには歩いていたのは憶えている。
 ベッドに置いて、テレビを観てたりする。で、たまに寝室を確認すると、寝返りを打って、手を突っ張って高く顔を上げて静止している状態をよく見かける。スフィンクスみたいな状態で固まっている。気合を入れて動き出そうとしているんだと思われ。