バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

今晩こそは出動するぞ!!!

 今日は偶数日。今晩こそは出勤するつもり。
 今現在、俺は無職。金がない。チームの集合場所はラチャダーのずっと奥、象ビル*1の近く。タクシーで行くと片道100バーツ*2くらいかかるから、ちょっと痛い出費。アムちゃん*3も働いてないから厳しい。だから最近は事故の確率の少ない平日は出ないで、金土の週末に参加するようにしている。*4
 というわけで、明日の日記をお楽しみに。なんか事故があれば掲載するよ。
 昨日の夜、テレビで交通事故が中継された。アムちゃんはそれを見て弟の会社かもしれないと慌てて電話していた。結局違った。
 今朝の朝刊1面でその事故を扱っていた。サムットプラカン*5だったらしく、報徳堂が担当したようだ。本隊員に知っている顔がチラホラ。かなり激しい事故だったらしく、バラバラになった死体が写っていた。
 死体が写っていた、といっても最近では薄くモザイクをかけたり、以前ほど露骨な掲載はしないのが主流になっている。ちょっと前まではクライムマガジン*6は雑誌を売っている店*7ならどこにでも置いてあったが、今でほとんど見かけない。
 それでも日本よりは死体の露出が多いだろう。
 去年の津波*8でも、プーケット*9は相当な被害を受け、死体が街中にあふれかえった。砂浜にも死体が何百と打ち上げられていた。タイでは連日テレビで、アイドルたちでさえも死体の山の中に立ち被害を報道していた。聞いたところによると、日本では被害が数字でしか報道されなかったらしいじゃない。すごかったのよ、マジ。
 レスキューのボランティア隊も多数、プーケットに行った。俺は仕事で行けなかった。アムちゃんに猛反対されたのもあるけど*10。空軍基地に行って、プーケットから輸送されてきた外国人被害者のヘルプには行ったよ*11
 そういえば、アムちゃんの好きな芸能人のゴシップ記事の新聞*12プーケットの記事が載ってた*13。海岸沿いのスーパーが波にやられて品物が道路に散乱。それを市民が拾ってもって帰っちゃう*14。そのシーンをバシバシ撮影して、モザイクとか目線とかナシでモロ掲載してた。カメラ目線になっちゃったおばさんには、このオバハンきもい!! みたいなコメント付き。さらにずっと前にプーケットのビーチで撮影したエログラビアに、ビフォー、ってポップな文字を入れて、隣にアフターって、違う角度からそのビーチを撮影した写真が。そのアフター、ビーチにパンパンに膨れあがった死体が10体くらい打ち上げられてるの。子供の死体らしきのも一緒に写ってるの。シュールというか・・・・・・。

*1:本当に象ビルという。象のような形をしている

*2:約300円弱

*3:彼女。25歳。大学7年生。残すは2単位らしいが友だちはみんな遥か昔に卒業したためもはや行く気ナシ??

*4:とりあえず今日仕事の面接をするから、収入が入るようになれば毎回出勤するつもり

*5:バンコクの隣。東京で言ったら千葉の市川あたりか

*6:「アチヤーガム」や「191」など。殺人、事故など死体の写真が満載の雑誌。毎週水曜日発行。確か25バーツくらい。

*7:ちょっと前まではタイ人の年間読書量は3行といわれていたくらい本を読まなかったから、書籍は主にブックスタンドのようなところで販売されていた。今ではタイ語の本屋がいっぱいあるし、セブンイレブンなどのコンビニにも雑誌が置かれるようになった

*8:スマトラ沖地震津波

*9:タイからずっと南。車で10時間くらいかな

*10:彼女はレスキューへの理解がほぼナシ

*11:C-130輸送機からバンコクの病院の救急車へ移しかえるだけだけど

*12:最近タイでもパパラッチなカメラマンが登場しはじめた

*13:今年の1月とか2月の話しだけど

*14:プチ略奪ね