半島を出よ
村上龍の「半島を出よ」を読んだ*1。
村上龍が好きだ。力のこもった文章に、安心して身を任せられる感じ。
実は小さいころは本をまったくと言っていいほど読まなかった。教科書すら開かないような子供だった。いつからか憶えてないけど、本がなければ生きていけなくなった。金がないもんだから新刊書は買わなくて、文庫本を手当たり次第、それこそ毎回1万円2万円分買い込んで、部屋や仕事先の宿で*2読みふけった。
ほとんどが記憶に残らないような内容だったけれど、村上龍はどれも印象に残っている。やっぱりいいのだと思う。好きだからいいと思うのではなくて、いいから好きだと思うのだ。
今日から会社がはじまった。また自分をすり切らせながら毎朝気合を入れて起きなければならないのかと思うと、早く脱け出さなきゃなって本気で考える。