バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

両親が日本から1・2

 昨夜から両親が日本から遊びにきている。
 初日はまずアムの姉貴を誘ってスアンプルーにあるバーンカニタの支店で食事。結婚を控えて相手の家族に会わないというのはまずいという両親の日本的考えで会うことに。アムのお母さんは田舎にいるし、ソンクラーンに上京するのは非常に厳しいとの判断で、姉貴とアポ。
 バーンカニタは相変わらずうまいね。言葉が通じないながらも和気あいあいと滞りなく食事は終了。会計4000バーツ超えにアムの姉貴は「1800バーツくらいかと思った」と。んなわきゃねぇよ。
 次にどこに行くかということで、前回行けなかったシーロムのDOMEへ。世界で一番高いところにあるオープンエアーのレストランというふれこみのイタリアンに併設されたバーへ。景色はやっぱりすばらしいね*1。季節だからか風がびゅうびゅうふいてた。


 そして今日。
 今日はタイの旧正月の第一日目。水をわしわしぶっかけられるから恐ろしいことこの上なしで。
 まずはチャオプラヤー河のボートに乗りたいとのリクエストから王宮まで行く。ピンクラオ橋の下にある政府観光庁のオフィスに料金を確認。ところが、わからん、と。なのでボートの元締めのような人を紹介してもらう。結果1隻約1時間で1000バーツ。まずまずでしょう。暁の寺の隣、海軍の停泊施設横の運河から生活水路へと入って行く。ところどころで子供たちが待ち構えていて、ばっしゃり水をかけられる。最後は王様の乗るボートを管理している水路を通って元の場所へ。
 戻ってきたらものすごい人がいて、水かけ祭りがフィーバー入って大変な状況に。とりあえずカオサンを見にいこうということで歩いている間もわしわしかけられまくる。キャーキャー周りが大騒ぎする中、俺とアムはさっきの船頭にチップやらなかったことについてケンカ
 カオサンを歩いて見てたらキャンギャルみたいのがステージの上から洗車に使うホースで散水。か、かわゆい。浴びせて、俺にも浴びせて〜!
 しかしかわゆいねぇ、どの女の子も。びしょびしょに濡れててTシャツとかぴたっとなってて。エロい。そういえば一昨年のソンクラーンもどこにも出かけないよぉ、と言いつつ、友だちに誘われて嫌々カオサンに行ったら目の保養になちゃってなっちゃって、結局3日間カオサンに入りびたってたっけ。
 カオサンを通り過ぎて、さてどこへ行くか、と。何やらうちの父上殿は首から提げるお守りがほしいらしい。それも目星をつけてきたらしく、サオチンチャー*2の寺へ行こうと。
 寺には参拝者がいっぱいで、最初に来るべき場所であったと感じる。また、ちょうど昼時で、太陽が真上から照りつけるものだから暑い暑い。この時期影が真下になって伸びないからね。寺の床に敷き詰められた石も熱い熱い。濡れた足で踏むと、足を上げた瞬間に乾くから、マジで。
 お守りを入手するも首からさげるケースも紐もないので買いに行くことに。またチャオプラヤーへ戻る。タマサート大学前の辺りから川沿いにお守り市場があるのでそこへ連れていった。お守りをケースに入れてもらっている間、うちの母上殿はうしろの店の猫をいじりまくっている。「撫でてほしくて移動するとついてくる」と言いながら右へ左へウロウロ。
 買うものも買ったし、そこら辺を散策。とはいえ、辺りは水かけ合戦で落ち着かないし、行くところといえば王宮広場くらい。
 ここ最近の選挙デモに便乗してるのかソンクラーンに毎年こうなってるのか知らないけど、移動遊園地みたいなのが入ってて、縁日みたいになってた。中でも興味を惹いたのが、円形の樽みたいな中をバイクでぐるぐる回るショー。サイコーだね。上から見ると5mくらいはあるのかしら、結構深くてさ。観客が見ている上の淵ぎりぎりまで来るの。でも一番スリル満点だったのは、組み上げられた施設が今にも崩れそうなこと。俺らがクラッシュかよ、みたいな?
 時間的に夕方になったのでここで一旦ホテルへ退散。着替えを済ませて夕食へ。
 今夜の夕食はデュシタニ・ホテルのベンジャロンという高級タイ料理店。結論から言うと昨日のバーンカニタの方が俺は好きだな。上品な味でうまいんだけどね。やっぱり同じタイ料理でも使う食材が新鮮だとこうも違うものなんだねぇ。
 とりあえずどこかで1杯やりましょうか、ということで、タニヤの入り口にあるオーレイリーズというアイリッシュパブへ。ここは中年のおっさんバンドがビートルズのみを演奏するいかしたパブ。前回両親が来たときに連れていって、俺が再びハマってしまった。それでまた行こうということでいったのになぜかおっさんらはいなくて、ド下手なおっさんがひとりで歌ってた。残念。
 帰りはBTSで。駅の上からシーロム通りを見下ろしたら、スンゲェ人人人。道路を完全に塞いで水かけ遊びに興じていた。タイの若い人ってなんですぐ道路を塞ぐんだろうね。パッポンの方は大渋滞だったよ。
 今日はこれで解散。

*1:実は景色が最も壮観でいい時間帯は日が暮れる前。オープン前じゃないかしら?

*2:巨大ブランコの跡地。鳥居のような20m近くあるものにシーソー型のブランコを取り付けて坊さんがひとりないしふたりでがんがんに漕ぐ儀式があったらしい。墜落者続出で廃止に