バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

お別れ会

 T嬢が11月2日に本帰国ということで、昨夜はギックの屋台でお別れ会。最初は食べ放題の黒田で和食かなと行く気満々になってたけど、考えてみたら主賓の意向を訊くべきだし。で、訊いたらタイ料理がいい、と。これも考えてみたら、日本に帰る人に和食なんて、それもおかしな話で。じゃあ、タイ料理なら、普通のレストランよりも、日本では味わえない屋台か、ということでギックの屋台。ギックの屋台と呼んでいるけど、本当はノングの店という名前だし、ギックちゃん自身もかなり前にいなくなっているけれども
 昼間、アムを検診に連れて行って昼飯を夕方前に食べたので、全然お腹が空いていない。
 それでも2軒目のランナムにあるウォーターバーに行ってフライドポテトを食べたら急に食欲が出てきて元気になって、ついつい、テンションが上がってしまった。
 ハマさんとくだらないかけ声で、腹をよじるほど笑った。主賓をほったらかしにして。
 しかし、あれですな。
 俺なんかは本当にタイが好きで、もう日本には帰らない、と決めてやってきて早5年目。当然、俺の決心というのは豆腐よりも軽くもろいので、この先はどうなるかはわからないけれど、現在、結婚もしてもうすぐ子どもも生まれ、さらには車のローンやレスキューという地元のコミュニティーに参加して生活基盤ががっつりと出来上がった今、ほぼ確実に日本で暮らすことはないでしょう的な状態となっている。
 そうなると、外国という土地柄、出会いは多いが、別れも多くなる。
 とりわけ、しばらくこちらでがんばっていた人が本帰国となると、がんばってねというエールを心から送りたい気分とまた人が去っていったという寂しさがないまぜになって胸にこみ上げる。
 翌日の仕事とアムのブチ切れ電話で先に帰る俺を見送りに出てきてくれたT嬢*1。いろいろ悩みがあるようですが、じっくりと考えてみてください。
 あと・・・・・・。
 最後のハグはいい匂いがしました。←おっさん? ええ、おっさんですが?

*1:どっちが見送り? というのは内緒