バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

今日の朝食

 朝食は食べたり食べなかったり。それはアムの朝の行動による。稀に作ることもあるがそんなことは正月が来るより回数が少ないのではないだろうか。自宅の近くに寺があって、朝は普通に朝市が開かれるのでそこで、肉まん、ソーセージのパンをローテーションで買ってくる。ローテーションじゃないな。交互だな。アムが寝坊したり、両方とも売っていないと朝食はなくなる。
 さすがに飽きてきているが朝は怒る気力もないというか誰とも喋りたくないので黙って食べている。が、昨日、さすがに嫌になってきたのでもういらないと言ったら、気を遣ってか、新メニューを用意してきた。
 目玉焼きのせご飯。
 ちょっと話は逸れるが、21、22歳のころに渋谷のチャンパーというタイ料理屋でバイトしてたとき、客で18歳くらいの女の子ふたりが入ってきた。で、カオマンガイに興味を持ったらしい。メニューにはタイ語とカタカナでカオマンガイとあり、その下には「蒸し鶏のせご飯」と。そんで驚愕の質問を彼女たちは俺にしたね。
蒸し鶏のせご飯の『のせご』ってなんですか?」
 最初言ってることが「?」状態っすよ。10秒くらいして、ああ、ってわかった。「いや、蒸し鶏のせご飯なんですけど*1」でも女の子らはWHAT? って感じ。「蒸し鶏のせ、ご飯です」って言ったら「ああああああ!」だって。
 この目玉焼きのせご飯を読んで彼女たちは「きのせご」ってなんじゃろ? と思うのだろうか。
 閑話休題
 しかしこの目玉焼きのせご飯はきつい。小腹が空いたときに中学生のころ家で作ったことがあるが、たった1回だけだ。だってあんまりおいしくないんだもん。まんが「美味しんぼ」のかなり初期に「丼の小宇宙」とかなんとかいうタイトルで白人の落語家に目玉焼き委員会で発表する丼を紹介するくだりで出てきていて、簡単だしということで作ったが、目玉焼きだけではご飯に合わないって、絶対。
 今朝食べたのは目玉焼きが2つ。しかもアムがご丁寧にナムプラーかけてくるしさ。完全に冷えた目玉焼きとボロッボロのパサパサの米。
 さらに目玉焼きは完全な半熟。サルモネラとかさ、東南アジアの卵は加熱処理しないといけないじゃない? 半熟って大丈夫なのか? 俺は生卵かけご飯とか絶対食べないタイプなのでそんなに気にしないが、タイの卵って生食を前提にしている日本と違って輸送の仕方とかすごい。炎天下をトラックの荷台に剥きだしで運んでる。いつも交差点とかでそういうのを見かけると、ピヨピヨ〜ッと一斉に孵化するんじゃねぇかとドキドキワクワクで待っている自分がいる。気にしない俺でも心配になるタイの卵。
 サルモネラに感染する前に吐きそうになった。


 話しは夜になって。
 帰宅したら今月の家賃の請求書がきてた。
 電気代が3000バーツオーバー。
 ふざけんなよ。合計が3部屋のときと変わらねえじゃねぇか! エアコンつけすぎだって。エアコンはこまめにつけたり消したりしないと電気代の無駄、と散々言ってきたのに、長くつけて長くインターバル、これが一番と信じて疑わない。
 とりあえずこんなこともあろうかと今月から電気代は月2000バーツと想定していたが、余裕で上回るとは・・・・・・。だいたい電気代が2000バーツだってかなり多いよ。ちなみに俺がまだ一人暮らしだったころは月300バーツいくと、ああ高いな、って思うくらいだった。
 これはいかんよ。まったく。

*1:俺はそんなつもりはなかったが、ハマさん曰く、俺の接客態度は客に「は?」とか「あ゛?」って言ってたらしい。タイ人?