強打
ネネちゃんがベッドから降りたそうにしているけど、どうにも降りるポイントが見つけられずにベッドの縁をうろうろ。
で、決心したらしく足を下ろしたまではいいけど、腰の位置が上過ぎていつものようにすんなりといかない。でも、最終的にはすとっと落ちるように降りた。
えらいね〜、と声をかけながら頭をなでなで。
なで(左方向へ)なで(右方向へ)なで(また左方向へ)なで(そして最後に右方向へ)。
最後の「なで」でたぶんネネちゃんは俺に身を預けたのだろう。
「なで」でネネちゃんの頭の上をすべるはずだった掌にネネちゃんの頭がくっついてきて、実質投げた感じになった。
ガンッ
顔面をベッドの縁に強打。
今までにない大泣きをかまして、俺はアムにスンゲェ怒られた。
ごめん、ネネちゃん。