翔ける!
タイに来て続々と夢とか目標が叶いつつあるね、俺。
まず結婚して子どもできたでしょ。これは目標ね。30までに結婚して子ども、って滑りこみで達成。
それから書くこと。ブログを書き始めたし、アマチュアながらもフリーコピーの編集に携わったし、フリーライターの皿井タレーさんに取り上げてもらった上に何度も食事させてもらっているし。あと、作家の大沢在昌氏と六本木で食事をさせてもらう機会もあったし、40歳前後の人はよく知っているかと思う、週刊プレイボーイの名物編集、小峰氏とも何度かお会いした。そうやってプロの物書きの方たちと会う機会があって刺激された。ついこの間はシナリオ大賞の最終選考に約6400本の中から選ばれたし。まあ、書くことに関しては結局のところ達成はされていないけど、以前よりもだいぶ高いところにいるとは思う。
そしてレスキュー。タイに来たきっかけ。なんだかんだで結局ユニフォーム着て走っているわけだ。
こうして小さなことから大きなところを確実に手に入れてきていると思う。そういう意味では幸せなんだろうなぁ、俺。
そんな中、昨日。
またひとつ夢が叶った。いや、一歩踏み出したと言うのだろうか。
飛行機の操縦をした。
以前から目をつけていたウルトラライトプレーン(ULP)のフライトクラブ。先日、偶然にもそこに所属されている日本人パイロットの方がmixiを通じてレスキューについてメッセージをくださった。なんという偶然。俺はレスキューについての問い合わせにはそこそこにしか答えず、ULPやフライトクラブについての質問攻め。
そしていつか必ず行こうと決めていたのだが、事故を起こしたりいろいろあって延び延びになってしまったので、今度こそ! とやっと昨日訪問するに至った。ULPのエンジンの修理に時間がかかり、昨日も行けるかどうか危なかったのだが、なんとか大丈夫だった。
最初に連絡を取り合ったときはチョンブリーにフライトクラブがあったのだが、なんと1月に閉鎖。現在アユタヤに場所を間借りしているというので、今回はそちらへお邪魔させていただいた。
連絡を取り合った日本人パイロットのS氏はやっぱり空を翔ける人だからか、飛ぶことが大好きな人で、話がおもしろかった。1時ごろにお邪魔してからもういろいろな話しを聞かせてもらって、あっという間に暗くなってたもんなぁ。
またお邪魔させてもらうんだ。今度はライセンスの話ももっと具体的に訊こうと思ってね。
さてフライトなんだけど、今回乗せていただいたULPは初心者向けの飛行機(写真)。と言っても、S氏曰く、大型旅客機のパイロットがULPに乗った翌日のフライトでは着陸がスムーズにいくと言うほど、飛行機の操縦の基本中の基本が盛り込まれているらしく*1、なかなか奥が深いという。
飛行機好きなんだけど高所が嫌いな俺は、まずは乗ってみようと。それが今回の目的。あわよくば操縦させてもらおうという下心つきで。
さて、搭乗。時速60km程度のスピードではあるけど座席はむき出しでエンジンも爆音。なので無線のマイクが付いたヘルメットを被るわけで。これで隣の席の人ともマイクで声が聞こえる。
嫌な予感がしたが、どうにかヘルメットは入った。
んで、安心したのもつかの間、大問題が発生。
あご紐が届かない!
どんだけ顔が出かければ気が済むんだ、俺。
無理ですよという忠告も聞かずにムチャな方法で装着。S氏の失笑が痛い・・・・・・。
計器やエンジンの確認をして*2いざ滑走路へ。
地面がものすごく近いので滑走は大迫力。
そしてテイクオフ!
このまま一気に上昇! とまではいかず。なぜなら俺が重いから。
しかし高所恐怖症とはいえ、やっぱり飛行機とビルの上では全然違う。多少怖さは残るが、震えるほどではない。
鳥を上から眺めたり、上昇気流をつかまえてみたりしたあと、操縦桿を握らせてもらった。
夢が叶った瞬間。
しかし、これがまた難しいのなんの。操縦桿とラダー*3を使って全身で操縦になければならないのね、飛行機は*4。水平に飛ぶのもコツがいるし、旋回もなかなか難しい。
ホント難しい。でも楽しい! こりゃあ、レスキューやっている場合じゃないぞ。ライセンスを取らねばならんぞ、って。
その後、急激に降下してターンをしたりタッチアンドゴーなど技を見せてもらい、さらにはストール*5も体験させてもらった。
30分程度の体験だったけど、あっという間。多少怖かった高さも、操縦桿を握ったら全然気にならなくなった。
そのあと夕方にももう1回乗せてもらった。今度は1000フィート(約300m?)まで上昇。あまりにも重くて5分くらいかかってしまった。日本人村の上を飛んでみたり、最高だった。
俺、2008年4月6日を一生忘れないと思う。