バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

YOYO LAND@シーコンスクエア

2歳でも入れるボールプール

 もう今日で休日も最後。
 もっと長くてもいいと思う。みんながんばっちゃうから、がんばりたくない人もがんばらなきゃいけない。休んじゃえばいいじゃん。そう思うんだけど。別にがんばったってがんばらなくたって、普通の会社員は稼ぎは変わらないよ。そんな微々たる金があったって幸せになるわけでもないんだし。それだったら家でごろごろしてた方がよっぽど幸せで有意義だ。
 明日の朝までに会社のビルとか崩壊してないかなぁ。


 昨日、初めてシーコンスクエアに行ってみた。
 シーナカリン通りにある巨大ショッピングセンター。
 初めてタイに来たときからあるのは知っていたが、シーナカリンというのはとてつもなく遠いところだと思っていたので来たことはなかった。なぜ知っていたかいうと、以前スケートパークがあるということを聞いていたから。信じられないかもしれませんが、18くらいのころから数年間、インラインスケートをやっていました。ま、ハーフパイプ*1の半分もいかなかったけど*2。そんで、タイでもできるのならばと思っていたのだが。
 とりあえず、広い。というか、長い。マーブンクロンセンターなんかと比べても長い。
 記憶にある限りで、マクドナルド、KFC、アイスのデイリークイーン、8番らーめん、香港なんとかって点心の店、BUNなんとかっていうパン屋、ピザハット、サイアムコマーシャル銀行などが2店舗ずつあった。間違って2店舗とかって感じじゃなかったよ。


 用事を済ませて、ネネを遊ばせるために上の階にある屋上遊園地へ連れて行く。
 30代UPの人なら子どものころに誰でも胸を躍らせたと思う、屋上遊園地そのまんまの感じ。とりあえず屋上ではなくて屋内遊園地なのだが。
 その名は「YOYO LAND」。
 俺なんかは東京の荒川遊園地を思い出すわけ。あそこって確か区営じゃなかったっけ? 高校のころだったかちらっと見たけど、小型のジェットコースターみたいなのとかがあってさ。俺の子どものころはもう屋上遊園地が地上にできた感じで、小動物がいる小屋があったり、豆汽車っていうの? あんなちっちゃいのが走っていたりゲーセンがあったりそんな程度。あと区営プールがあって冬はローラースケート場になってたっけか。
 YOYO LANDはまさに昔の遊園地みたいな感じ。また、荒川遊園地のようにクーポン制。園内の券売所で、デパートやショッピングセンターにあるクーポン食堂のようにチケットを買う。
 ゴーカートや豆汽車、巨大迷路にボールプールを備えた遊具施設、あとボートもあったな。だいたい20バーツから40バーツ。
 ただ、遊具施設はネネちゃんは小さいからという理由で断られた。
 1ヶ所だけ入ってOKの所があって、小さなボールプールやらいろいろあった。
 それから、小さなステージではぬいぐるみショーをやっていた。紫のワニやよく見ると亀、あとネズミなのかなんなのかわからない茶色い動物となぜか象の4人の着ぐるみたち。茶色の奴以外はギターみたいなのを持ってた。
 ぬいぐるみたちと一緒に女の子4人も踊ってた。ひとりかわいかった。しかしなんなんだろうね、タイのダンサーっていうのは。プロとして毎日踊っているような奴でも普通に振り付けを憶えていないよね。初めてとかならまだわかるけど。
 かわいいで思い出したが、YOYOの店員の中にはかわいい子が何人かいたね。遊具施設に入れないって説明をしてくれてた女の子がものすごいかわいかった。


 ネネが遊具施設で遊んでいる間、腹が痛くなってトイレに行った。
 タイのトイレは、バンコク市内の日系とか高級デパートであれば当たり前のようにトイレットペーパーが備え付けられているが、それ以外ではたいてい有料。トイレ入り口に自動販売機があったりして、そこにコインを入れて紙を買う。1バーツの所もあれば2バーツ、3バーツ、高いと5バーツ10バーツなど。場所によっては本当に普通のティッシュペーパーだったり、トイレットぺーパーをわざわざ詰めていたり。
 ただ、確実に言えることは、スンゲェ少ない。
 ここYOYOの近くのトイレは3バーツの機械1機と2バーツの機械3機が。なんで3バーツと思い2バーツのをふたつ買った。もっと買おうかと思ったが、ポケットにジャスト4バーツしかなかったから。
 用を足してその箱を開けて愕然。
 便座シートだったからね。紙が薄いぱりぱりするやつ。子どものころマンガとかに薄紙を当てて写したりする遊びしなかった? あんな紙。
 ピンチってこういう状況だよな、って冷静というか諦めの心境で思う。個室でさ、異国でさ、誰にも助けを求められない。
 仕方がないからぱりぱりぴりぴりと破いて使ったよ。
 タイの掲示は不親切極まりない。たとえば車を運転してても直前まで標識がなかったり、デパートとかでも案内とかないしさ、あってもスンゲェ小さいとか。よくあるのが、トイレとかの案内表示の矢印が途中まであってなくなってるとかね。すぐ腹をこわす俺はプチピンチの連続だよ、でかけると。
 4機もティッシュの販売機並べてるんなら、ちゃんとでかく表示してさ、わかるようにしろよ、と。英語でなくてもいいよ。せめてタイ語でもさ。
 んで、出て確認したら、3バーツのは生理用品だった。なんで、それだけは特別? って見たらちゃんとティッシュって。あれでタイ人は尻を拭くんかい・・・・・・。


 さて、帰る途中でパン屋によって菓子パンを買う。
 ひとつを乳母車のネネちゃんに渡してぶらぶらと歩く。
 細長いパンをネネちゃんは上からかじらずに真ん中からかじっている。
 すれ違う人たちが微笑ましく見ていく。
 が、途中から微笑んでいるというか爆笑に近い笑いをする人が多いような気がした。
 見たら、パンを両手に持ちながら口に入れているところで眠っているネネ嬢がそこに横たわっていた。
 思わず爆笑。

*1:XゲームではバートVERTとか呼ばれてるやつ

*2:やったことある人はわかると思うが、すぽ〜んと飛び上がっちゃうにはかなりのバランス感覚と経験が必要。安床兄弟ってのはアジアンXゲームで軽々と優勝しているが、アメリカでやるXゲームの本大会でも優勝経験があるので、ズバ抜けてうまいわけよ。飛び上がる高さもほかの選手と全然違う。でも、そのほかの選手だって、地元では有名なうまいスケーターのはず