バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

仕事がはじまってしまったこととガザのこととスカイプのことと

 ああ、もう地獄の2009年平日がはじまって3日目。
 とりあえず1日1件の仕事で体を慣らしている。疲れた体は約7時間のネットサーフィンで癒す。
 しかし、不況不況ということで、これでは転職もままならない。経費削減で会社の車も減ったし、休日手当1日分が平日の時給換算分よりも少ない。仕方がないと言っては仕方がないのだが、元々嫌いな職場なのでさらに嫌になる。
 アムも辞めればいいじゃんと言ってるので、自宅近くの職場を探そうかなぁ。
 帰宅する際はラマ9の高速入口から外環を使ってテパラック通りで降りるんだが、急がば回れ、に従うと案外早く着く。外環使っている時点ですでに回っているんだけど、ラマ9に出るまでにペッブリー通りのサイアムホテル跡地を過ぎたソイを入っていくのと、そのままラチャダーをアソークから直進してフォーチューンの交差点を右折するのでは、交通量的にどう見てもラチャダーのが大渋滞だが、そっちの方がペッブリーで曲がるよりも30分くらい早い。いや、30分も早い。
 一見車が少ないから早そうなんだが、ポイントは交差点の信号。全然変わらない。大通りの方が早く、長く変わる。
 タクシーの運ちゃんとかはよく渋滞を避けて遠回りをするが、実はそれほど変わらないかむしろ遅い。10回の内1回くらいだろう、早く着くのは。当然競争できるわけでもなし、毎日同じ時間帯に同じスタート地点からゴールまで観測もできないから知ることもできないのだろうが、できれば想像力を働かせてほしいものだ。
 会社の運転手さんも道を変えるタイプ。で、10分後に出た人が20分前に目的地に着いているということもしばしばで、どこに行くにも時間を計って比べていたら、大通りの信号に気がついた。
 それをすっかり忘れてて、5日の帰るときからコースを変えたら早くなった。でもその日は自宅近くで間違ってUターンブリッジに乗ってしまい、はるか先まで戻るはめになったが。電灯が全くついてない上にみんな猛スピードで走るから看板を見逃した。くっそ〜っと。こういうときって頭をぶつけたときみたいに誰にもぶつけられない怒りを感じるよね。で、いらいらしながらまたUターンしてきて、落ち着け落ち着けと思いながら(実際本当に暗くて、道も悪いしみんな飛ばすし危険極まりない)、蔡依林のMP3をノリノリでかけた。したら、あまりにもリラックス&ノリノリになってしまい、またUターンブリッジに。くっそ〜。それだけで20kmくらい走ってしまった。
 何の話だ?
 とりあえずタイの渋滞は信号のシステムと(早いとはいえ日本のそれとは比べ物にならないくらいひどい環境)運転マナーの悪さだ。道路の環境も悪いし。暗くて見えないのは危険だ。
 ああ、仕事の話だったっけ?


 昨日外でぎゃんぎゃんマイクで騒いでいる人がいて。
 都知事選の街頭演説だ、なんて女の子たちが言ってたけど、そんなの今まで見たことないよなぁ、と思いつつ、へぇ、そうなんだ、って。
 で、女の子たちが外に行ったら、イスラエルのガザ攻撃に対するデモだったって。
 んな、イスラエル大使館前でやればいいのに。
 なんて思ってら、イスラエル大使館はすぐそこにあった。そう、ちゃんとイスラエル大使館前でやってました。
 そういう事情に詳しくないからよくわからないけど、しかし、イスラエル軍のやっていることは間違っていると思う。ウェブで見る限りの情報しかないけど、一般市民と、特に子どもたちまでが大勢犠牲になっているというではないか。
 イスラエル側は自分たちの行動を正当化しているようだが、どんな事情であれ、幼い命までを犠牲にすることに、どんな正義も通用しないと思う。
 両方に落ち度と理由があろう。それはわかる。それに話し合いできないのなら仕方がない。
 なら、他所でやれ。
 そう思う。兵隊同士殺しあってればいい。


 スカイプで両親と話をした。
 ネネちゃんは携帯とかだと「おじーたん、おばーたん」と、ま、言い捨てるだけだが言ってみたり、ふたりの声を電話で聞いてにこにこする。
 が、スカイプだと画面を見てにこにこするだけ。イヤホンを耳に当てても恥ずかしがってすぐにはずしちゃうし。
 そんで、いろいろ話をしていたんだが、12月に送ったネネの誕生日の写真のCD-Rに俺の寺でやった刺青の写真があったことを母が言いだした。
 言い出したらだんだんヒートアップして批判しはじめた。
 いや、刺青はこれが初めてではないじゃないか。しかも、見える場所にもっと前からほかにあったではないか。
 なんか気に食わなかったらしい。
 入れた後に言われても手遅れ。